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【感動の昔話】読み聞かせで子どもの心に響く厳選12話

読み聞かせをする母子

※本記事は、2025年10月時点での情報を元に執筆しています。

「自分が心に残る昔話を、子どもにも聞かせてあげたい」
「子どもが感動する昔話って、どんなお話だろう」

子どもの成長に合わせて、そろそろ“心に響く”昔話も読み聞かせに取り入れたいと思っている方も多いのではないでしょうか?

しかし一方で、「子どもに理解できるのかな」「子どもが感動するポイントって何だろう」と悩む方も少なくありません。

そこで本記事では、現代の子どもでも自然と共感し、心を動かされる昔話を12話を厳選しました。

心が動かされ、感動する昔話12選

ジャンル詳細
【3選】
大切な人との別れを描いた感動の昔話
両親や恋人と別れなければならない悲しさが心に響きます。

(紹介する昔話)
かぐやひめ 他2選

【2選】
家族の愛と絆を描いた感動の昔話
兄弟愛や親子愛、支え合う夫婦の愛など、無償の愛と深い絆が心に沁みます。

(紹介する昔話)
やまなしもぎ 他1選

【2選】
誰かを想う心の温かさを描いた感動の昔話
誰かの幸せを願い、自分を後回しにして尽くす優しさに心が温かくなります。

(紹介する昔話)
かさじぞう 他1選

【3選】
逆境を乗り越える強さを描いた感動の昔話
どんな苦しい状況でも、前を向いて懸命に生きる姿に勇気をもらいます。

(紹介する昔話)
いっすんぼうし 他2選

【2選】
感動の再会を描いた感動の昔話
愛する人との再会に込められた想いと深い絆の温かさに、胸が熱くなります。

(紹介する昔話)
たなばたものがたり 他1選

今回はそれぞれのあらすじや感動ポイントに加えて、読み聞かせの場面で使える声かけ例も合わせてご紹介しています。

声かけをしながら読むことで、時代や文化が異なる昔話でも、登場人物の想いを感じ取り、物語の世界に入り込むことができるからです。

本記事を読み終える頃には、紹介している感動の昔話や読み聞かせポイントを通して「どんな気持ちで読み聞かせをすればいいのか」「どの場面で子どもの心が動くのか」が具体的にわかるでしょう。

ぜひ最後まで読み、お子さんと感動を共有できる昔話を見つけてください。

1.大切な人との別れを描いた感動の昔話3選

まず、大切な人と別れる悲しさが描かれた昔話を3つご紹介します。

タイトル感動ポイント
かぐやひめ

愛する両親と別れる悲しさを抱きながら、自分の運命を受け入れる姿に胸を打たれます。
つるのおんがえし

お互いを思いやる心がすれ違い、別れを迎える悲しい結末に心が揺さぶられます。
天のはごろも

愛し合いながらも、離れなければならない運命の切なさが心に残ります。

※各タイトル名をクリックすると詳細に飛べます。

1-1.かぐやひめ

『かぐやひめ』は、愛してくれた人との別れを受け入れ、感謝を伝え、自分の運命を進んでいくかぐやひめの姿が切なく、感動する昔話です。

【あらすじ】
竹から生まれた美しい女の子・かぐやひめは、おじいさんとおばあさんの愛情をいっぱい受けて、すくすく成長。多くの若者からも求婚されるようになります。

しかし、彼女はどの求婚者の願いも受け入れず、「やがて月から迎えが来る」と、おじいさんとおばあさんに別れを告げ、涙ながらに月へ帰っていくのでした。

おじいさん、おばあさんとかぐやひめの間には、本当の親子のような深い絆が結ばれています。

できることならずっと一緒にいたい——それでも生きる世界が違うという運命を受け入れて、悲しませることを承知の上で月へ帰るかぐやひめ。その決意の強さを想像すると、大人も胸が痛みます。

また、「自分を大切にしてくれた人との別れの悲しさ」は、子どもの心にも深く響き、共感することができるでしょう。

このお話を読んだ親御さんからは、下記のような声があります。

・かぐやひめが月に帰っていく場面では「なんでバイバイなの?」と悲しそうにしていました
・大人が読んでも、ラストシーンは感動。語り継いでいきたいお話だと思いました

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じてほしいなら、以下のような声掛けがおすすめです。

別れを告げる場面「月に帰らなくてはいけないことを、おじいさんとおばあさんに伝える時、かぐやひめはどんな気持ちだったと思う?」

大切な人を悲しませることがわかっていても、伝えなければならない辛さを感じ取れます。

かぐや姫が月に帰る場面「この時、おじいさんとおばあさん、そしてかぐやひめは、どんな気持ちだったかな?」

一緒にいたくても離れなければならない“別れの瞬間”の気持ちを想像することができます。

切なさの中に、深い愛情と感謝、心のつながりが込められた感動の昔話です。

【以下の絵本もおすすめ】
かぐやひめ
出典:Amazon

タイトルかぐやひめ
出版社小学館
価格(税込)1,100円
対象年齢3歳〜5歳

1-2.つるのおんがえし

つるのおんがえし

『つるのおんがえし』は、鶴と男のお互いを思いやる心が別れを生んでしまう、 “優しさのすれ違い”に胸が痛む昔話です。

【あらすじ】
男が助けた鶴が、娘の姿になって現れ、一緒に暮らし始めます。

生活が苦しくなると、娘は「絶対に覗かないで」と言って布を織り始めました。
次第にやつれていく姿を心配した男は、その約束を破ってしまいます。

正体を知られた鶴は、別れを惜しみながら空へ飛び立って行きました。

鶴は助けてくれた男に恩返しをしようと身を削って布を織り、男はやつれる娘が心配になって部屋を覗いてしまう——どちらも相手を想うが故の行動です。それが別れへとつながってしまう結末が、読む人の心を揺さぶります。

泣く泣く男のもとを去る鶴と、必死に追いかける男の姿から、子どもも「ふたりの別れの悲しさ」を感じ取ることができるでしょう。

実際にこのお話を読んだ親御さんからは、下記のような声が届いています。

・「鶴でもいいから、いっしょにいておくれ」と言う男の姿が、切なく感動しました
・「絶対にのぞかないでください」あたりから、娘が興味津々
・最後のお別れのシーンでは、ポロリと涙を流していました

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じてほしい場合は、以下のような声掛けがおすすめです。

鶴がはた織りをする場面「この鶴は自分の体を傷つけてまで布を織って、恩返しがしたかったんだね」

自分の命を削ってでも、感謝を伝えたかった鶴の気持ちを想像できます。

男が約束を破ってしまう場面
「どうして約束を破ってしまったのかな?」
 
心配する気持ちから、つい約束をやぶってしまった男の気持ちを感じ取れます。
鶴と男の別れの場面「鶴とこの男の人は、どんな気持ちだったかな?」

ふたりの別れの悲しさ、切なさを深く感じ取ることができます。

思いやりと別れが交差するこのお話は、約束の重み、誰かを大切に思う気持ちの尊さを通して感動を与えてくれる昔話です。

【以下の絵本もおすすめ】

つるのおんがえし出典:昔ばなし絵巻

タイトルつるのおんがえし
出版社EVO出版
価格(税込)1,018円
対象年齢3歳〜5歳

1-3.天のはごろも

天のはごろも

『天のはごろも』は、互いに想い合っているにもかかわらず、生まれ持った世界の違いが二人を引き裂いてしまう切なさに感動する昔話です。

【あらすじ】
浜辺で水浴びをしていた天女の姿を見た男、いかとみは、その美しさに心を奪われ、羽衣を隠してしまいます。天に帰れなくなった天女は男と暮らし始めます。

ある日、天女は羽衣を見つけてしまいます。月へ帰らなければならない運命を思い出した天女は、涙ながらに天へと帰っていくのでした。

天女は夫を心から愛していました。できればこのまま地上でずっと一緒に暮らしたい。けれど天女は、天に帰らなければならない宿命を背負っています。

“どうすることもできない運命”と“離れがたい愛” の狭間で揺れ、最後は愛する人を想いながら空へ帰る天女の姿に胸打たれます。

お子さんでも「大好きな人と一緒にいたいのに、叶わない」という展開は強く印象に残るでしょう。

実際にこのお話を聞いた親御さんやお子さんからは、下記のような声があります。

・二人の気持ちを考えると、大人でも切なくなるお話でした
・子供が「どうしてお空に帰らなくちゃいけないの?」と悲しそうに聞いていました

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じてほしいなら、以下のような声掛けがおすすめです。

羽衣を見つけてしまう場面「天女さん、本当はどうしたかったんだろうね?」

“逃れられない宿命”と“自分の気持ち”を天秤にかける、天女の葛藤を感じ取れます。

天女が空へ帰る場面「離れた後、二人はどんな気持ちだと思う?」

大好きな人と離れ離れになってしまった後の “心に穴が空いたような感覚”を想像するきっかけになります。

どれほど想い合ってもいても、共にいられない。その切ない現実の余韻が残る感動の昔話です。

【以下の動画もおすすめ】

2.家族の愛と絆を描いた感動の昔話2選

こちらでは、家族の愛と絆に胸が熱くなる昔話を2つご紹介します。

タイトル感動ポイント
やまなしもぎ
病気の母を想い、懸命に山へ向かう三兄弟の姿に、家族の絆と優しさを感じます。

きつねにょうぼう

別れの悲しさと、離れても我が子を思い続ける母の深い愛情に心が動かされます。

※各タイトル名をクリックすると詳細に飛べます。

2-1.やまなしもぎ

やまなしもぎ

『やまなしもぎ』は、病気の母親のために力を尽くす三兄弟の深い家族愛が心を温かくする昔話です。

【あらすじ】
病気のお母さんのために山梨を取りに行った三兄弟。長男と次男は、道中で出会ったおばあさんの頼みを断り、山の主に呑まれてしまいます。

おばあさんの頼みを聞いた三男だけが、無事に山梨をもぎ、兄たちも救い出します。お母さんも元気になり、家族仲良く暮らしました。

三兄弟がそれぞれ母親のために奮闘し、困難に立ち向かう姿は家族愛そのもの。特に、三男の太郎が兄たちを助け出す姿は、勇気と優しさ、そして正義感を感じさせてくれます。

お子さんも、大切な家族を思う三兄弟の姿に自分を重ね、家族の絆の尊さや、思いやりの心を感じ取ることができるでしょう。

このお話を読んだ親御さんからは、下記のような声があります。

・お母さんのために頑張る兄弟の姿に感動しました
・「末っ子が素直に話を聞き、沼の主を倒して兄たちを助ける」という正義感あふれるストーリーに4歳の息子が夢中になっていました

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じて欲しいなら、以下のような声かけがおすすめです。

母親のために山に向かう場面「大好きなお母さんのお願いを聞いてあげたかったんだね。」

三兄弟と自分を重ね合わせ、家族のために何かしたいという気持ちに共感できます。

兄たちを助けて家に帰る場面「太郎のおかげで、お母さんにあげる梨も取れて、みんなでお家に帰れたね!」

家族のため諦めなかった、太郎のひたむきな思いを感じ取ることができます。

大切な家族のために懸命に力を尽くす姿が、家族のつながりの深さを感じさせてくれる昔話です。

【以下の絵本もおすすめ】

やまなしもぎ出典:Amazon

タイトルやまなしもぎ
出版社福音館書店
価格(税込)1,320円
対象年齢5歳〜

2-2.きつねにょうぼう

きつねにょうぼう

『きつねにょうぼう』は、我が子と離れなければならない母の愛情と優しさに胸が締め付けられる昔話です。

【あらすじ】
貧しく独り者の男が、若い女に宿を貸したのが縁で二人は夫婦になります。やがて子どもも生まれ幸せに暮らしていましたが、ある日この女の正体が“きつね”であることがばれてしまいます。

きつねは我が子を想いって歌を歌い、泣く泣く山へ帰っていくのでした。

ある日、子どもにしっぽを見られて正体が明らかになり、人間の世界にいられなくなった母きつね。
別れ際に我が子を想って残した歌は、読む人の胸にまっすぐ届き、深い余韻を残します。

子どももまた、母きつねが歌を残す場面や、一度だけ姿を見せる場面を通して、「母の悲しさ」や「離れても変わらない愛情」を自然と感じ取ることができるでしょう。

実際に読んだ親御さんからは、下記のような声が届いています。

・我が子を思う母の姿。最後の母の歌は涙なくして聞けません
・母の子どもへの無償の愛が溢れる物語です

・悲しいお話なのに、母きつねの愛情を感じられて、どこか心が温かくなりました

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じて欲しいなら、以下のような声かけがおすすめです。

母が歌を残して去る場面「この歌には、お母さんの気持ちがたくさん込められているね。どんな気持ちで歌を歌ったのかな?」

我が子を残して山へ帰る母親の切なさや、子どもへの強い想いを感じ取れます。

母と一度だけ再会する場面「お母さんは、どうしてもう一度会いに来たんだと思う?」

一緒にいられなくても、変わらず子を想い続ける母の愛情を感じ取ることができます。

別れの悲しみと母のぬくもり。その両方から、親子の愛と絆の深さを味わえる感動の昔話です。

【以下の絵本もおすすめ】

きつねにょうぼう出典:Amazon

タイトルきつねにょうぼう
出版社福音館書店
価格(税込)1,430円
対象年齢5歳〜

3.誰かを想う心を描いた感動の昔話2選

この章では、誰かを想って行動する姿に心が温まる昔話を2つご紹介します。

タイトル感動ポイント
かさじぞうおじいさんの見返りを求めない優しさ、お地蔵さまが応える姿に心が温かくなります。
うみにしずんだおに命を懸けて人を守る親鬼の正義感と、子鬼の涙に胸が熱くなります。

※各タイトル名をクリックすると詳細に飛べます。

3-1.かさじぞう

かさじぞう

『かさじぞう』は、おじいさんとお地蔵さまの心の通い合いに温もりを感じる感動の昔話です。

【あらすじ】
おじいさんは手作りの笠を町へ売りに出かけましたが、笠は売れず。

家に帰る途中、雪をかぶって立つ六体の地蔵さまに出会います。おじいさんは自分の笠と手ぬぐいをお地蔵さまに被せてあげました。

その夜、不思議な音が聞こえて戸を開けてみると、お地蔵さまたちが米俵や餅などを運んできてくれたのでした。

お地蔵さまに笠をかぶせ、自分の手ぬぐいまで差し出すおじいさんの姿から、「相手のためにできることを精一杯する」まっすぐな優しさが伝わります。

またその行動を優しく受け止めて褒める、おばあさんの包み込むような温かさも印象的です。

最後にお地蔵さまが恩返しをしてくれることで、「優しさは、きっと相手の心に届く」というメッセージを感じさせてくれます。

子どももこのお話を通して、「自分が困っていても、誰かに優しくするって素敵なことなんだ」と自然と感じることができるでしょう。

実際にこのお話を読んだ親御さんやお子さんは、下記のような声を残しています。

・おじいさんの優しさと心の温かさにほっこり
・「おじいちゃん、優しいね」と笑顔で話していました
・お地蔵さまの恩返しの場面では「わー!おじいさん、よかったね!」と喜んでいました

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じて欲しいなら、以下のような声かけがおすすめです。

笠をかぶせてあげる場面「おじいさんは、どうして笠と手ぬぐいをお地蔵さまにあげてしまったんだと思う?」

自分よりも、目の前のお地蔵さんを思いやるおじいさんの“見返りを求めない優しさ”を感じ取ることができます。

お地蔵さまが恩返しをする場面「どうしてお地蔵さまは、おじいさんとおばあさんの家にプレゼントを持ってきたのかな?」

ちゃんとお地蔵さんに伝わったからこそ、恩返しをしてくれたという“心の通い合い”を感じ取ることができます。

誰かと心が通い合う幸せをそっと教えてくれる、読み終えた後に温かい余韻が残る昔話です。

【以下の絵本もおすすめ】かさじぞう出典:昔ばなし絵巻

タイトルかさじぞう
出版社EVO出版
価格(税込)1,018円
対象年齢3歳〜5歳

3-2.うみにしずんだおに

うみにしずんだおに

 

『うみにしずんだおに』は、親鬼の正義感あふれる行動と、その決意を見届ける子鬼の涙に胸を打たれる昔話です。

【あらすじ】
山奥に鬼の親子が住んでいました。ある日、「再び海が荒れて、これ以上命を落とす人がいないように」と祈るおじいさんと出会います。

嵐の日、親鬼はおじいさんを思い出し、人々を守るため金棒に大岩を刺して海へ沈み、体で波をせき止めます。子鬼は泣き続けて小さな岩となりました。

おじいさんの祈りに心を動かされ、自らの命を投げ打って人々の暮らしを守ってくれた親鬼。
その姿からは「強い者、力ある者が弱い者を守る」という使命感や責任感が伝わってきます。

一方で、そんな親鬼を見つめ、泣き叫ぶ子鬼の姿には、別れの悲しみと深い愛情がにじみます。

子どももまた、この親鬼の行動を通して、「自分を後回しにしても誰かを守りたい」という想いの尊さを感じ取ることができるでしょう。

実際にこのお話を聞いた親御さんからは、下記のような感想が届いています。

・親鬼が命を懸けて浜を守り、その姿を見ていた子鬼が泣き叫ぶ場面は涙が出ました
・悪者と思っていた鬼の優しさに、子どもが心を動かされていました

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じて欲しいなら、以下のような声かけがおすすめです。

親鬼が海に沈む場面「親鬼は自分の命を懸けて人間を守ることを選んだんだね。これってすごいことだよね。」

自分を犠牲にしても人を守ろうとする、強い正義感を感じ取ることができます。

浜が守られている場面「親鬼のおかげで人は安心して暮らせるんだね。このことをずっと忘れないでいようね。」

鬼の犠牲があって自分たちの平和な暮らしがあることに気づき、感謝や命の尊さを感じるきっかけになります。

親鬼の強さと優しさを通して、他者を思う美しい心を教えてくれる感動の昔話です。

【以下の紙芝居もおすすめ】

うみにしずんだおに出典:Amazon

タイトル紙芝居 うみにしずんだおに (紙芝居 松谷みよ子民話珠玉選)
出版社童心社
価格(税込)2,860円
対象年齢5歳〜

 

4.逆境を乗り越える強さを描いた感動の昔話3選

次に、主人公の逆境を乗り越える強さが勇気をくれる昔話を3つご紹介します。

タイトル感動ポイント
いっすんぼうし小ささを言い訳にせず、勇気と努力で未来を切り開く一寸法師の姿に心打たれます。
はちかつぎひめどんなに辛くても、美しい心を失わずに生きる鉢かつぎ姫の強さに感動します。
おやゆびたろう小さな体でも、知恵と強い心で次々と困難を乗り越える親指太郎の姿に勇気を貰えます。

※各タイトル名をクリックすると詳細に飛べます。

4-1.いっすんぼうし

いっすんぼうし

『いっすんぼうし』は小さな体に大きな勇気を宿し、夢を諦めずに未来を切り開く姿が心に響く昔話です。

【あらすじ】
子どもが授からなかった老夫婦のもとに、小指ほどの小さな男の子が生まれました。名を「一寸法師」とつけられた少年は、強くなりたい一心で都へ向かいます。

鬼に立ち向かい、勇気と知恵でお姫様を守り抜いた一寸法師は、打ち出の小槌で立派な若者となり、幸せをつかみます。

「立派な武士になる」という強い志を胸に、困難に立ち向かっていく一寸法師。鬼との戦いでは、知恵と決してくじけない強い心で、大切なお姫さまを守り抜く姿が印象的です。

小さい体で一生懸命挑む一寸法師の勇気は、子どもの心にも「こんなふうに強くなりたい」という思いを芽生えさせてくれるでしょう。

このお話を読んだ親御さんからは、下記のような声があります。

・一寸法師の小さな姿が自分と重なるようで、娘がすごく真剣に聞いていました
・からだが小さいことで馬鹿にされても、精一杯頑張る姿に感動しました
・自分だからできることを見つけて、努力を惜しまない姿勢を学びました

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じて欲しいなら、以下のような声かけがおすすめです。

都へ旅立つ場面「どうして一寸法師は旅に出ようと思ったのかな?」

小さい体でも一歩を踏み出す、一寸法師の勇気を感じ取ることができます。

鬼に立ち向かう場面「小さくても逃げ出さず、鬼に立ち向かっていったのは、どんな気持ちがあったからだと思う?」

自分を信じて最後まで諦めない心や、大切な人を守ろうとする強さを感じ取ることができます。

小さくても諦めず、努力と勇気で道を切り開く一寸法師の生き方が希望を与えてくれる感動の昔話です。

【以下の絵本もおすすめ】

いっすんぼうし出典:昔ばなし絵巻

タイトルいっすんぼうし
出版社EVO出版
価格(税込)1,018円
対象年齢3歳〜5歳

4-2.はちかつぎひめ

はちかつぎひめ

『はちかつぎひめ』は、どんなに辛い状況にいても、優しさや自分らしさを失わずに生き抜く強さに感動する昔話です。

【あらすじ】
亡き母にかぶせられた鉢が取れなくなった姫は、継母に嫌われ、家を追われ川へ身を投げます。隣国の殿様に助けられ、お城で働くことに。

祈りとともに鉢が外れ、美しい姿を現した姫は若君に見初められ、幸せを掴むのです。

鉢が取れず、周囲の人々や継母から辛い仕打ちを受けても耐え忍ぶ鉢かつぎ姫。一度は人生を投げ出そうとしつつ、清らかな心で生き続ける姿は、読む人に希望を与えてくれます。

鉢かつぎ姫のひたむきな生き方と、最後には幸せをつかむ結末は、子どもの心にも深く響くでしょう。

このお話を読んだ親御さんやお子さんは、下記のような感想を残しています。

・シンデレラのようなお話で、娘が夢中になって聞いていました
・「最後はちゃんと幸せになってよかったね」と子どもと語り合いました

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じて欲しいなら、以下のような声かけがおすすめです。

鉢かつぎ姫が川に身を投げる場面
「川に飛び込むくらい、心が苦しかったのかもしれないね。」
 
鉢かつぎ姫が、どれだけ辛い環境にあったのかを想像するきっかけになります。
最後に幸せをつかむ場面「たくさん辛いことがあったけど、やっと幸せになれたんだね。」

辛くても諦めずに生き抜いた鉢かつぎ姫の強さと、つかんだ幸せの大きさを感じられます。

鉢かつぎ姫のどんな境遇にも負けずに生き抜く姿が心を揺さぶる感動の昔話です。

【以下の絵本もおすすめ】

はちかつぎひめ出典:Amazon

タイトルはちかつぎひめ
出版社童心社
価格(税込)1,650円
対象年齢5歳〜

4-3.おやゆびたろう

おやゆびたろう出典:童心社

『おやゆびたろう』は、自分を信じて一歩踏み出し、数々の試練を乗り越えていく勇気に心打たれる昔話です。

【あらすじ】
子どものいなかった老夫婦のもとに、親指ほどの小さな男の子「おやゆびたろう」が生まれました。

おやゆびたろうは、人に拐われたり、大きな魚に飲み込まれたりと数々の困難に遭いますが、知恵と勇気で乗り越え、ついに家に帰り、おじいさんとおばあさんと幸せに暮らすのでした。

体の小ささというハンディを抱えながらも、知恵をしぼり、諦めずに挑戦し続ける姿は、 “本当の強さ” を教えてくれます。その前向きな姿勢に、読む人も自然と勇気づけられるでしょう。

子どももまた、小さな親指太郎と自分を重ねながら、「自分もできるかもしれない!」という前向きな思いを心に宿すことができるはずです。

この昔話を聞いた親御さんからは、下記のような声が届いています。

・小さな体で大きなことを成し遂げる姿が子ども達に勇気を与えてくれます
・困難にぶつかっても諦めない親指太郎に、子どもが自然と共感していました
・自分の力を信じることの大切さを伝えてくれる一冊です

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じて欲しいなら、以下のような声かけがおすすめです。

おやゆびたろうが馬を操る場面「小さな体でも、こんなことができるんだね!」

一見難しそうなことでも、工夫や努力次第で出来るという希望を感じられます。

人に拐われても諦めない場面「怖かったと思うけど、諦めなかったね!」

困難な状況でも、勇気と諦めない気持ちがあれば乗り越えられるということを感じ取れます。

どんなに小さな力でも、工夫と諦めない気持ちがあれば乗り越えられる——そんな希望のメッセージを届けてくれる感動の昔話です。

【以下の紙芝居もおすすめ】

おやゆびたろう出典:Amazon

タイトル紙芝居 おやゆびたろう (ともだちだいすき)
出版社童心社
価格(税込)2,090円
対象年齢4歳〜

5.感動の再会を描いた昔話2選

最後に、想いを寄せる人との再会に感動する昔話を2つご紹介します。

タイトル感動ポイント
たなばたものがたりどんなに離れても、互いを想い続けるふたりの愛と絆の深さに心打たれます。
鷹のさらい子鷹にさらわれて離れ離れになった親子の、強い絆と再会の喜びに胸が熱くなります。

※各タイトル名をクリックすると詳細に飛べます。

5-1. たなばたものがたり

たなばたものがたり

『たなばたものがたり』は愛し合う二人が、離れ離れになっても再び会えると信じて生きる、愛と絆の感動の昔話です。

【あらすじ】
天の国に、織姫と彦星がいました。ふたりは出会って恋に落ち、幸せな日々を送りますが、仲睦まじすぎて仕事をしなくなってしまいます。

怒った天帝は、ふたりを天の川の両岸に引き離してしまいました。しかし、あまりにも悲しむふたりを見て、年に一度、七月七日だけは会うことを許したのでした。

互いを想い過ぎるあまりに仕事を忘れ、引き離されてしまった彦星と織姫。それでも一年後の再会を信じて祈りながら過ごす姿は、「愛する人を想い続ける強さ」そのものの尊さを感じさせてくれます。

子どもでも「大好きな人に会いたい」「離れていても心はつながっている」という気持ちを自然に感じ取ることができるでしょう。

実際に読んだ親御さんやお子さんは、下記のような感想を残しています。

・「一年に一度しか会えない」というのが切なく、またロマンチックで感動しました
・子供は「大好きなのに、会えないなんてかわいそう」と悲しそうにしていました
・七夕の由来を知るきっかけになりました。年中さんでも感情移入しやすい内容でした

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じて欲しいなら、以下のような声かけがおすすめです。

天帝に引き離される場面「もし自分だったら、どんな気持ちになるかな?」

引き離されてしまった織姫と彦星の悲しさや切なさを想像するきっかけになります。

七夕の日に再会する場面「一年に一度だけ会えるって、どんなに嬉しいだろうね自分だったらどう思う?」

再会の喜びや、想い合う2人の絆の強さを感じ取ることができます。

どんなに離れていてもつながる“心の絆”の力、ロマンチックさの中に切なさが宿る感動の物語です。

【以下の絵本もおすすめ】

たなばたものがたり出典:Amazon

タイトルたなばたものがたり
出版社教育画劇
価格(税込)1,320円
対象年齢3歳〜6歳

5-2. 鷹のさらい子

鷹のさらい子

 

『鷹のさらい子』は、長い月日をかけて我が子を探し続けた母の愛、そして再会を果たす親子の絆に感動する昔話です。

【あらすじ】
ある夫婦が畑仕事をしている間に、鷹が赤ん坊をさらってしまいます。母親は子どもの着物のはぎれ布を手がかりに、必死で子どもを探し続けます。

年月が経ち、立派な和尚と会いました。母親がはぎれ布を見せると、それは和尚が持つはぎれ布とぴたりと合い、親子は再会を果たすことができたのでした。

鷹にさらわれて失った長い年月の重み、どんな時も我が子を思い続けた母の強さに心打たれます。

また、母と子がそれぞれ大切に持っていたはぎれ布は、離れていても互いに想い合ってきた証です。
再会の瞬間には、その想いが結ばれたかのような深い感動が心に残ります。

子どもも「大好きな両親と離れ離れになってしまった悲しさ」「長い歳月をかけて再会できた喜び」を自然に感じ取り、心に温かい余韻を残すことでしょう。

実際にこのお話を聞いた親御さんやお子さんは、下記のような声を残しています。

・母の愛情の深さに胸が熱くなりました
・小さな布切れが親子の絆をつなぐ展開に感動しました
・「ママに会えてよかったね」と子どもも最後は嬉しそうにしていました

この昔話の内容や登場人物の気持ちをより感じて欲しいなら、以下のような声かけがおすすめです。

母親が我が子を探し続ける場面「お母さんはどんな気持ちで探していたと思う?」

愛する我が子と離れ離になれってしまった母親の悲しみの深さを感じ取ることができます。

親子が再会する場面「やっと会えてよかったね。2人ともはぎれ布を持っていたなんて、どれだけ会いたかったか伝わってくるね。」

ずっと想い合っていた親子が、長い歳月を経て再会できた喜びや深い絆を感じ取ることができます。

時を超えて結ばれる親子の絆、母の深い愛、そして再会の喜びで感動を与えてくれる昔話です。

【以下の動画もおすすめ】

6.まとめ

本記事では、子どもが共感し、感動を味わえる昔話12話ご紹介しました。

ジャンル詳細
【3選】
大切な人との別れを描いた感動の昔話
【2選】
家族の愛と絆を描いた感動の昔話
【2選】
誰かを想う心の温かさを描いた感動の昔話
【3選】
逆境を乗り越える強さを描いた感動の昔話
【2選】
感動の再会を描いた感動の昔話

これらの昔話は、時代を超えても変わることのない「他者への思いやり」や「人を愛する気持ち」が描かれています。
登場人物の気持ちを想像して寄り添うことで、子どもたちは、生きていくうえで大切な“心”を育んでいくことでしょう。

また「もし自分だったら?」と話し合ったり、「こんな気持ちだったんだね」と共有する時間そのものが、思い出に残る温かいひとときになるはずです。

ぜひお気に入りの昔話を見つけて、お子さんと一緒に感動を味わってみてください。

1日5分。親子の“心育て”習慣、はじめてみませんか
寝る前の読み聞かせで、やさしさや思いやりが自然と身につく。
忙しい日々でも、親子で心を通わせる時間が生まれます。
1日5分。親子の“心育て”習慣、はじめてみませんか
寝る前の読み聞かせで、やさしさや思いやりが自然と身につく。忙しい日々でも、親子で心を通わせる時間が生まれます。