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【台本付き】3分で読める短い童話|物語が好きになる厳選16選

月と絵本

※本記事は、2025年10月時点での情報を元に執筆しています。

「最近物語やお話が理解できるようになってきた子どもに、まずは短い童話を読んであげたい」

「長いお話は途中で飽きてしまう子でも楽しめる童話はない?」

絵を眺める絵本から物語の読み聞かせに移行していく中で、そのように考えてはいませんか?

この記事では、3分程度で読めて楽しめる童話を、4つのテーマごとに計16本厳選して紹介します。

今回は、幼児期のお子さまも無理なく集中しやすい「3分」で読めるお話に厳選しました。なぜなら、子どもが集中できる時間の目安は「年齢+1分程度」と言われていて、それより長い時間になると、集中力が続かず飽きてしまう可能性があるからです。

そのため、いきなり長い話を読むのではなく、余裕をもって集中力が続く3分程度の物語を選んであげることで、無理なくお話に慣れることができるでしょう。

また、記事の中では物語を楽しむポイントや読み聞かせのコツも一緒に紹介するので、ぜひ読み聞かせの童話選びの参考にしてください。

各童話の読み聞かせ用のデータは、以下からご覧いただけます。

短い童話の読み聞かせおはなし集

1.動物が活躍する楽しい短い童話5選

ブレーメンの音楽隊イラスト

まずは、お子さまにも親しみやすく楽しんで読める、動物が活躍する童話を5つ紹介します。

「わんわん」「にゃー」という動物たちの鳴き声や、物語の中で繰り返すセリフなど、まだお話に慣れていないお子さまでも楽しめるポイントがたくさんあるので、最初に聞かせるお話にもぴったりです。

何を読めばいいか迷ったときには、ぜひこの中からひとつ、読み聞かせてあげてください。

1-1.おおきなかぶ

『おおきなかぶ』は、動物たちと力を合わせて「よいしょ よいしょ」とかぶを引っ張るのが楽しいお話です。

【あらすじ】

おじいさんが植えた種が、とても大きなかぶに育ちました。おじいさん1人の力では抜けず、おばあさん、孫、犬やねこ、ねずみたちも呼んで、力を合わせて引っ張ります。はたして、かぶは抜けるのでしょうか?

同じ掛け声とわかりやすい展開の繰り返しで、小さなお子さまにも伝わりやすい物語です。

おじいさんたちと一緒にかぶを抜けるか試行錯誤することで、物語の最後には達成感を得られるはず。

「よいしょ よいしょ」とかぶを引っ張るシーンでは、一緒に掛け声を出したり、応援したりして楽しむこともできます。

『おおきなかぶ』の読み聞かせで、子どもに飽きずに楽しんでもらうためのコツは以下の通りです。

【読み聞かせのコツ】

  • 子どもと一緒に掛け声を出す
  • 人数が増えるにつれ、掛け声を大きくしてワクワク感を作る
  • 「次は抜けるかな?」「誰が手伝ってくれるだろう」と展開を予想する

難しいお話よりも、掛け声や繰り返しを楽しみたいお子さまに読んでいただきたい童話です。

〈みんなでかぶを引っ張る様子を絵でも楽しみたい方は、以下のような絵本もおすすめです〉

おおきなかぶ出典:Amazon

タイトル
おおきなかぶ 
出版社
金の星社
価格(税込)
1,650円
対象年齢
3・4・5歳~
ページ数
32ページ

1-2.ブレーメンのおんがくたい

『ブレーメンのおんがくたい』は、仕事ができなくなってしまった4匹の動物が出会い、力を合わせて困難に立ち向かうお話です。

らすじ】

歳をとったロバ・犬・ねこ・鶏の4匹は、ブレーメンを目指して旅に出ます。

途中で泥棒の家を見つけた4匹は、力を合わせて追い払うことに。無事泥棒たちを追い払った4匹は、その家で幸せに暮らすことになりました。

4匹の個性豊かな動物が次々に現れるのが楽しいお話。

「わんわん」「にゃーにゃー」と動物の鳴き声も出てくるので、お話を理解するのが難しい小さなお子さまでも楽しめます

『ブレーメンのおんがくたい』を読み聞かせるときには、以下のような点に気を付けることでもっと楽しくできるでしょう。

【読み聞かせのコツ】

  • 「ロバは落ち着いた声」「犬はかっこいい声」のように、キャラクターごとに声や話し方を工夫する
  • 仲間が増えたときは楽しく、どろぼうを見つけたときは静かに、と、物語に合わせて抑揚をつける
  • どろぼうを追い払うシーンでは、動物たちがどんな風に動いているのか想像できるように間を置く

たくさんの動物たちが出てきて力を合わせる、楽しいお話が好きなお子さまにおすすめの童話です。

〈動物たちが勇敢に戦うシーンを絵本で楽しみたい方は、以下のような絵本もおすすめです〉

ブレーメンのおんがくたい出典:Amazon

タイトル
ブレーメンのおんがくたい (いもとようこ世界の名作絵本) 
出版社
金の星社
価格(税込)
1,650円
対象年齢
3・4・5歳~
ページ数
32ページ

1-3.3びきのくま

『3びきのくま』は、森に住むくまのおうちに迷い込んだ女の子の、ちょっと不思議なお話です。

【あらすじ】

森の中にある大きいくま・中くらいのくま・小さいくまの3びきが住むおうち。

くまたちがいない間におうちに入った女の子は、「大きいくま」「中くらいのくま」「小さいくま」のスープを順番に食べたり、椅子に順番に座ったり、自由に過ごします。

最後は帰ってきた3びきのくまに見つかってしまい、大急ぎで逃げ出しました。

「大きい」「中くらい」「小さい」という繰り返しが楽しいお話。

読み聞かせをするくらいの子どもにとって、「小さいのがちょうどいい!」という女の子の感覚は共感できるはずです。

『3びきのくま』をもっと楽しむためには、以下のような点に気を付けて読み聞かせをしてみてください。

【読み聞かせのコツ】

  • 大きさが感覚的に伝わるように、「大きいものはゆっくり」「小さいものはさくっと」抑揚をつけて読む
  • くまの家族が出てくるシーンでは、声色を使い分けて家族の違いを示す
  • 女の子が驚いて逃げる前などは、少し間を作って子供が展開を想像できるようにする

「また3つ出てきた!」「次はどうなるの?」と、展開の繰り返しを楽しめる物語です。

難しいストーリーはないので、小さいお子さまでも無理なく楽しむことができます。

〈かわいいイラストと一緒に物語の読み聞かせをしたい方は、以下のような絵本がおすすめです〉

3びきのくま出典:Amazon

タイトル
3びきのくま (世界傑作絵本シリーズ) 
出版社
福音館書店
価格(税込)
1,210円
対象年齢
3歳~
ページ数
17ページ

1-4.うさぎとかめ

『うさぎとかめ』は、足の速いうさぎとのろまなかめがかけっこで勝負する、日本でもなじみ深い物語です。

【あらすじ】

足の速いうさぎと、走りが苦手なかめがかけっこで勝負をする。

「足が速いから勝てるはず」と油断したうさぎと、あきらめずに歩き続けるかめのお話。

素早いうさぎと、のんびり屋のかめという、わかりやすいキャラクターの対比が楽しめる物語です。

ゆっくり歩き続けるかめの姿は、「がんばれ!」と応援したくなってしまうかも。

そんな『うさぎとかめ』の読み聞かせをもっと楽しむには、以下のようなコツを抑えてみてください。

【読み聞かせのコツ】

  • 「よーいドン」「がんばれ」などの掛け声でワクワク感を高める
  • 「うさぎはちょっと早口」「かめはゆっくり」とキャラクターにわかりやすく差をつける
  • うさぎが休んでからまた走ろうとするシーンでは、長い間さぼってしまったことが伝わるように少し間を空ける

諦めないかめの姿を見て、「自分もがんばろう」と思ってくれるとうれしいですね。

大切な学びが得られるだけでなく、わかりやすいキャラクターでどんなお子さまにも伝わりやすい童話です。

〈そんなうさぎとかめが走っている姿をイラストでも見せたい方は、以下の絵本がおすすめです〉

うさぎとかめ出典:昔ばなし絵巻

タイトル
うさぎとかめ
出版社
EVO出版
価格(税込)
1,018円
対象年齢
3~5歳
ページ数
28ページ

1-5.みにくいあひるの子

『みにくいあひるの子』は、あひるのヒナの中にまぎれた姿の違う子が、周りに馴染めない中でもめげずに生きるお話です。

【あらすじ】

黄色いあひるのヒナたちの中にまぎれた灰色の子。

周囲と違った見た目から仲間外れにされる日々を超えると、自分が美しい白鳥だったと判明します。

周囲とは違う色や見た目で仲間外れにされてしまう主人公は、春には白鳥の仲間たちに迎え入れられます。

「ここでは仲良くなれなかったけど、次はどうかな?」と、場面転換を楽しめるお話です。仲間外れにされるような胸の痛む描写もありますが、最後に白鳥の仲間に出会うシーンでは、喜びにあふれます。

そんな『みにくいあひるの子』を読み聞かせるときは、以下のような点に注意してみてください。

【読み聞かせのコツ】

  • 主人公が「最初はおどおど」「最後は自信を持って」と、セリフの読み方で成長を表す
  • 場面が転換するときは、どこで・誰が出てきたのかわかりやすく伝える
  • 仲間外れになるシーンは静かに、仲間が見つかるシーンではうれしそうに、抑揚をつけて読む

少し悲しい描写があり、登場するキャラクターや展開も多いので、少し難しいお話もわかるようになってきた子におすすめの童話です。物語を通じてつらい境遇に立ち向かうあひるの姿から、個性を認めることの大切さを知ることができます。

〈そんな『みにくいあひるの子』の世界にもっと浸るには、以下の絵本がおすすめです〉

みにくいあひるの子出典:Amazon

タイトル
みにくいあひるの子 (世界名作おはなし絵本) 
出版社
小学館
価格(税込)
1,100円
対象年齢
3・4・5歳~
ページ数
32ページ

2.お姫様や魔法が登場する不思議な短い童話3選

花と女性のイラスト

続いて紹介するのは、お姫様や魔法などのファンタジーな世界観を楽しむことができる童話です。

ちょっぴり不思議な世界でワクワクしたいお子さまに、ぜひ読み聞かせてあげてください。

2-1.シンデレラ

ディズニーなどでも映像化されていて有名な『シンデレラ』は、魔法使いやカボチャの馬車など、ちょっぴり不思議な要素を楽しむことができる童話です。

【あらすじ】

意地悪な継母やお姉さんにいじめられているシンデレラ。ある日、お城で舞踏会が開かれるとおしらせがありましたが、シンデレラは継母たちに参加を許してもらえません。

しかし、魔法使いに助けられたシンデレラは無事舞踏会に参加することができ、最後には再開した王子様と幸せに暮らすことになりました。

「魔法使いとの約束は守れる?」「王子様とはまた会えるかな?」と、ドキドキしながら楽しめるお話です。

そんな『シンデレラ』の物語を、お子さまと一緒に楽しむためのポイントは以下の通りです。

【読み聞かせのコツ】

  • 「意地悪な継母・お姉さん」「素直なシンデレラ」「優しい魔法使い」と、それぞれのキャラクターの性格に合わせて声を使い分ける
  • 「12時には帰る約束」「片方だけ落としたガラスの靴」など、後の物語に関わる部分をわかりやすく伝える

困難の中でも努力を忘れず、約束を守って幸せになったシンデレラと、意地悪をして幸せになれなかったお姉さんたち。

幸せになるためには不思議な魔法の力だけではなく、自分が正直に努力を続けることが大切だと伝わるお話です。

〈きれいなドレスや魔法の挿絵と一緒に物語を楽しむには、以下のような絵本もおすすめです〉

シンデレラ出典:Amazon

タイトル
シンデレラ (いもとようこ世界の名作絵本) 
出版社
金の星社
価格(税込)
1,650円
対象年齢
3~5歳
ページ数
32ページ

2-2.おやゆびひめ

親指ほどの小さな女の子がさまざまな困難に巻き込まれながらも、幸せになるまでを描いたのが『おやゆびひめ』です。

【あらすじ】

花から生まれた小さな親指姫。

カエルにさらわれたり、モグラやコガネムシに求婚されたり、さまざまな困難から逃げた親指姫は、助けたツバメと一緒に旅立ちます。

「お花から生まれた小さな女の子」「おしゃべりできるカエルや魚たち」など、ファンタジーの世界を楽しめる物語。

めまぐるしく色々なことに巻き込まれてしまうおやゆびひめがどうなってしまうのか、ワクワクしながら読み進めることができます。

『おやゆびひめ』の読み聞かせでは、以下のような点に気を付けるとよいでしょう。

【読み聞かせのコツ】

  • 登場する動物が多いので、子供が置いて行かれないよう展開ごとに様子を見る
  • 「怖い」「悲しい」「うれしい」などのおやゆびひめの感情が伝わるよう、抑揚をつけて読む

小さくてかわいいおやゆびひめと動物たちのファンタジーな世界観が楽しめる子におすすめ。

お花の中に座る様子や動物とお話するシーンは、かわいらしい絵が好きなお子さまにもぴったりです。

〈そんな世界観をたっぷり楽しみたい方は、以下の絵本がおすすめです〉

おやゆびひめ出典:Amazon

タイトル
おやゆびひめ (いもとようこ世界の名作絵本) 
出版社
金の星社
価格(税込)
1,650円
対象年齢
3・4・5歳~
ページ数
32ページ

2-3.こびとのくつや

『こびとのくつや』は、こっそりと現れたこびとが貧乏な靴屋さんを助けてくれる不思議なお話です。

【あらすじ】

貧しい靴屋が残り少ない革で靴を作ろうとして眠ると、知らない間にこっそりとこびとたちが素敵な靴を仕上げてくれて……。

心優しい靴屋の夫婦とこびとの関係に、心温まる物語です。

夜の間に靴が出来上がっている不思議や、こっそり覗き見たときのこびとの楽しそうな様子が面白い童話。

「靴を作ってくれたお礼に、服をプレゼントしよう」という展開にも心温まります。

そんな『こびとのくつや』を読み聞かせるときのポイントは、以下の通りです。

【読み聞かせのコツ】

  • 靴を作る「トントン」などの音は楽しく、リズミカルに読む
  • 夜のシーンではひそひそと声を潜めて、臨場感を出す
  • 夫婦が不思議に思うシーンや感謝するシーンなどでは、登場人物のセリフに気持ちを込めて読む

「服の他に、どんなお礼をしたら喜ばれるかな?」と、考えのきっかけにするのも楽しいでしょう。

ちょっぴり不思議な世界や、「チクチク」「トントン」とリズムを楽しみたい子におすすめの童話です。

〈『こびとのくつや』の世界をもっと覗いてみたい方には、以下の絵本がおすすめです〉

こびとのくつや出典:Amazon

タイトル
こびとのくつや (いもとようこ世界の名作絵本) 
出版社
金の星社
価格(税込)
1,650円
対象年齢
3・4・5歳~
ページ数
32ページ

3.ハラハラドキドキする短い童話3選

おおかみのイラスト

続いては、怖いおおかみが出てきてハラハラドキドキする童話を3つ紹介します。

「このままどうなってしまうの?」「助かるのかな?」と、子どもと一緒に物語の中に立ち向かっているような気持ちで読んであげてください。

3-1.あかずきんちゃん

『あかずきんちゃん』は、おばあさんのお見舞いに行くはずが、おおかみに出会ってしまってハラハラドキドキする物語です。

【あらすじ】

おばあさんのお見舞いに行くあかずきんちゃん。約束を破って寄り道をしている間に、おおかみはおばあさんの家に先回りして、おばあさんのふりをしてあかずきんを待ち伏せします。

「どうしてお耳が大きいの?」「どうして目が大きいの?」とあかずきんちゃんが質問するシーンは、この後のことを考えてドキドキすること間違いなし。

ワクワクとおばあさんのお見舞いに出かけたはずなのに、大変なことになってしまうストーリーに、子どもたちは共感してしまうはずです。

そんな『あかずきんちゃん』を読み聞かせるときは、以下のような点に注意してみてください。

【読み聞かせのコツ】

  • おおかみがおばあさんのフリをしていることに気が付けるよう、キャラクターの声音を使い分ける
  • おおかみが正体を現すシーンは、盛り上げるために声を大きくする
  • 「最後は助かってよかったね」と安心感を伝える

おおかみに食べられてしまう」というショックなシーンもあるため、気にせず楽しめる子におすすめの童話です。

〈『あかずきんちゃん』の世界に優しく触れるには、かわいらしいタッチの絵本がおすすめです〉

あかずきんちゃん出典:Amazon

タイトル
あかずきんちゃん
出版社
金の星社
価格(税込)
1,650円
対象年齢
3・4・5歳~
ページ数
32ページ

3-2.おおかみと7ひきのこやぎ

「小さいころに読んでもらった記憶がある」という方も多い、『おおかみと7ひきのこやぎ』。

おかあさんがいない間に狙ってくるおおかみが怖くてドキドキするお話です。

【あらすじ】

ある日、出掛けることになったやぎのおかあさんは子どもたちに言いました。

「誰かが来ても、絶対にドアを開けてはいけないよ」

約束を守ろうとするこやぎたちを、おおかみはあの手この手で騙そうとします。

「おかあさんの声はそんなんじゃないよ」とおおかみの作戦を見抜くこやぎたち。だけど、おおかみは賢く、こやぎたちを騙そうとします。

そんなやりとりにハラハラしながら、こやぎを応援するのが楽しいお話です。

そんな『おおかみと7ひきのこやぎ』の読み聞かせのコツは、以下の通りです。

【読み聞かせのコツ】

  • おおかみのしわがれ声ときれいな声を使い分ける
  • こやぎを食べるシーンやお腹を切るシーンは、恐怖をあおらず淡々と読む
  • 最後はハッピーエンドでよかったねと、安心感を伝えて終わる

大人が聞くとぎょっとしてしまうようなシーンも、子どもは意外と素直に受け入れてしまうもの。

過剰に「怖い」という印象をつけずに、淡々と読むのがポイントです。

〈おおかみから隠れるこやぎたちや、頼れるおかあさんの姿も見られる以下の絵本もおすすめです〉

おおかみと7ひきのこやぎ出典:Amazon

タイトル
おおかみと7ひきのこやぎ (いもとようこ世界の名作絵本) 
出版社
金の星社
価格(税込)
1,650円
対象年齢
3・4・5歳~
ページ数
32ページ

3-3.3びきのこぶた

『3びきのこぶた』は、悪いおおかみに狙われたこぶたの3兄弟が活躍するのが楽しい物語です。

【あらすじ】

「ワラの家」「木の家」「レンガの家」を建てたこぶたたちを狙うおおかみ

こぶたたちは力を合わせて、おおかみを追い払います。

「ワラの家」「木の家」と順番に吹き飛ばされてしまう繰り返しと、「レンガの家はどうなるの?」というワクワク感を楽しむことができます。

似たようなセリフの繰り返しも多く、小さいお子さまでも楽しめるでしょう。

そんな『3びきのこぶた』を読み聞かせるときのポイントは、以下の通りです。

【読み聞かせのコツ】

  • 3びきのこぶたの性格の違いを声でも表現する
  • 同じような展開が続くときも、「ワラはあっという間」「木は少し経ってから」「レンガはびくともしない」と差をつける
  • おおかみが家を吹き飛ばそうとするシーンは、怖さだけでなく面白さも伝える

コミカルなやりとりやリズムが楽しいお話なので、おおかみが襲ってきて怖い」というお子さんには楽しく読み聞かせてあげてください。

「自分だったらどんな家を建てようかな」と、物語の世界の中に入って考えられる子にもおすすめのお話です。

〈かわいい絵と楽しいリズムを楽しみたい方には、以下の絵本もおすすめです〉

3びきのこぶた出典:Amazon

タイトル
3びきのこぶた:イギリス民話より
出版社
金の星社
価格(税込)
1,650円
対象年齢
3・4・5歳~
ページ数
32ページ

4.物語を楽しみつつ学びになる要素もある短い童話5選

北風と太陽イラスト

最後に紹介するのは、童話ならではのユーモアでくすっと笑うことができる童話5選です。

子どもにも伝わりやすい簡単なストーリーやキャラクターを楽しめるだけでなく、学びになる要素もあるお話ばかり。ぜひ、お子さまの読み聞かせに選んでみてください。

4-1.きたかぜとたいよう

『きたかぜとたいよう』は、「強引さよりも暖かさのほうが人を動かすことができる」という昔ながらの教えが伝わる、イソップ童話のひとつです。

【あらすじ】

どちらが強いか争うきたかぜとたいよう。

先に旅人の上着を脱がせたほうが勝ちという勝負で、きたかぜは強く吹き付け、たいようは暖かく照らします。

性格も考え方も全く逆のキャラクターが出てくるのが、子どもにもわかりやすく伝わりやすいお話。

「きたかぜとたいようが勝負する」「優しいたいようが勝つ」と、お話の流れも単純なので、展開が多いお話が苦手な子でも楽しめます。

そんな『きたかぜとたいよう』を読み聞かせるときには、以下のような点に注意してみてください。

【読み聞かせのコツ】

  • 「あたたかく穏やかなたいよう」「冷たく強引なきたかぜ」のキャラクターの差をはっきりさせる
  • 「寒いから服を着よう」「暑いから脱ごう」と、旅人の反応をわかりやすく伝える

紹介した童話の中でも特に短いお話のひとつなので、まだお話を聞くのに慣れていないお子さまにもおすすめです。

最初に読み聞かせるお話として選んでみてください。

〈『きたかぜとたいよう』の物語をイラストで楽しみたい方は、以下の絵本もおすすめです〉

きたかぜとたいよう出典:Amazon

タイトル
きたかぜとたいよう (イソップえほん5)
出版社
岩崎書店
価格(税込)
1,320円
対象年齢
3・4歳~
ページ数
28ページ

4-2.きんのおの

『きんのおの』は、正直な木こりと嘘つきの木こりのお話です。

【あらすじ】

ある日、泉に斧を落とした木こりのもとに、女神さまが現れます。

「あなたが落としたのは、金の斧ですか?それとも銀の斧ですか」

正直な木こりは金の斧・銀の斧を手に入れますが……。

嘘をつかずに女神さまに答えた木こりは金の斧をもらえますが、それを見て嘘をついたもう1人の木こりは、自分の斧すら失ってしまいます。同じ展開の繰り返しの中で、そんな対比を楽しめる物語です。

また、「金の斧」「銀の斧」「普通の斧」というわかりやすいアイテムも、子どもの興味を惹くでしょう。

『きんのおの』を読み聞かせるときに工夫できるポイントとしては、以下のようなものがあります。

【読み聞かせのコツ】

  • 「あなたが落としたのは……」と子どもに語り掛けるように読む
  • 正直者の木こりと、嘘つきの木こりが別の人物であると、声音などを使い分けて直感的に伝える
  • 「正直に伝えられた時」「嘘をつかれた時」の女神さまの反応を変える

「正直者が得をして、嘘つきは損をする」というわかりやすいお話なので、まだ難しいストーリーに慣れていないお子さまにもおすすめです。

〈『きんのおの』の世界をもっと見たいというお子さまには、以下の絵本もおすすめです〉

きんのおの出典:Amazon

タイトル
イソップえほん (6) きんのおの 
出版社
岩崎書店
価格(税込)
1,320円
対象年齢
3・4歳~
ページ数
24ページ

4-3.アリとキリギリス

『アリとキリギリス』は、まじめなアリとその日暮らしのキリギリスが、冬を迎えるお話です。

【あらすじ】

冬に向けて食べ物を集めていたアリと、毎日遊んでばかりいたキリギリス。

寒い冬を迎え、それぞれどうなったのでしょうか。

コツコツと食べ物を集めるアリをバカにしながら遊んでいたキリギリスは、冬を迎えて苦労することに。

大変な目にあって初めて努力の大切さを知るお話は、子どもの学びにもつながります。

「食べ物がたくさんある夏・秋」「寒くて何もない冬」という季節の流れに触れられる点も、生活とのなじみを感じて子どもが楽しめるポイントです。

『アリとキリギリス』を読み聞かせるときには、以下のようなポイントに気を付けてみてください。

【読み聞かせのコツ】

  • 同じキリギリスでも、「夏や秋の遊んでいるとき」「冬の困っているとき」と様子に合わせて読み方を変える
  • 「楽しい夏」「実りの秋」「厳しい冬」と、季節の移ろいと変化を抑揚をつけて伝える

「働く」「遊ぶ」と日常的なテーマを取り扱っているので、童話の物語と生活を結び付けて考えてほしいというときにおすすめです。

〈『アリとキリギリス』のお話にもっと親しむには、以下のような絵本もおすすめです〉

アリとキリギリス出典:Amazon

タイトル
イソップえほん (10) アリとキリギリス
出版社
岩崎書店
価格(税込)
1,320円
対象年齢
3・4歳~
ページ数
24ページ

4-4.オオカミがきた

『オオカミがきた』は、『おおかみ少年』などのタイトルでも知られるイソップ童話のひとつで、「おおかみが出たぞ!」という嘘を繰り返す少年の物語です。

【あらすじ】

とある村の羊飼いの少年は、退屈しのぎに「おおかみが出たぞ!」と嘘をつくようになる。

最初は信じて助けにきた村人たちも、だんだん少年のことを信じなくなり……。

「面白半分に嘘をつく」という、子どもにはなじみ深いテーマ。思わずぎくっとしてしまう子もいるかもしれません。

何度も嘘をついて誰にも信じてもらえなくなった様子は、「面白い」「ばちが当たった」「かわいそう」など、受け取り方はさまざまです。

そんな『オオカミがきた』を読み聞かせるときには、以下のような点に注意してみてください。

【読み聞かせのコツ】

  • 「嘘をついているとき」「本当におおかみが来たとき」で少年の声に変化をつける
  • 展開ごとに、村人たちの反応にも差をつける
  • 本当におおかみが出たシーンは、それまでと違うことが分かるように低く、ゆっくりと語りかける

「嘘をついてはいけないよ」ということを、物語を通してわかりやすくお子さまに伝えたいときにおすすめの童話です。

〈お話と合わせてイラストも楽しみたい方は、以下の絵本を手に取ってみてください〉

オオカミがきた出典:Amazon

タイトル
オオカミがきた (イソップえほん1) 
出版社
岩崎書店
価格(税込)
1,320円
対象年齢
3・4歳~
ページ数
24ページ

4-5.はだかのおうさま

『はだかのおうさま』は、「愚か者には見えない服」というアイデアが面白い物語です。

【あらすじ】

服が好きな王様のもとに、「愚か者には見えない」という服が持ってこられた。

王様も大臣も「素敵な服だ」と言うところに、「王様は裸だ」と指摘する子供が現れて……。

「見えていないのに、見えているふりをする」というユーモラスな表現が、子ども心をくすぐります。

最後に素直な子どもの声がヒーローになる展開も、「よく言った!」と共感しながら楽しめるポイントです。子どもの素直さや、物事をまっすぐに見て嘘をつかずに伝えることの大切さも学べます。

『はだかのおうさま』を読み聞かせるときには、以下のような点にも注目してみてください。

【読み聞かせのコツ】

  • 「見えていないのに褒めている」場面のおかしさや面白さをテンポよく読んで伝える
  • 「うぬぼれやの王様」「あやしい男」「お世辞を言う大臣たち」と、キャラクターごとに調子を変えて変化を付ける
  • 最後の子どもの声を読んでから、周囲の反応まで少し間を作る

難しいお話よりも、ユーモアがあって面白いお話を好むお子さまにおすすめの童話です。

〈裸で歩く王様のヘンテコな姿を見てみたい!というお子さまには、以下の絵本もおすすめです〉

はだかのおうさま出典:Amazon

タイトル
はだかのおうさま (はじめてのめいさくえほん 12) 
出版社
岩崎書店
価格(税込)
770円
対象年齢
0・1・2歳~
ページ数
22ページ

5.「昔ばなし絵巻」ならお話も短くで楽しみながら学びも得られる

昔ばなし絵巻出典:昔ばなし絵巻

ここまで、海外の短い童話をたくさん紹介してきました。

しかし、子どもには童話だけでなく、日本に古くから伝わっていて、学びも得られる「昔話」に触れてほしいと考えられている方もいるのではないでしょうか。

とはいえ、「昔話は子どもが怖がりそう」「子どもが楽しめるのかわからない」と考えて、まずは触れやすそうな童話を選んでいるというケースもあるはずです。

そこでおすすめしたいのが、『昔ばなし絵巻』です。

『昔ばなし絵巻』は、子どもが学びを得られやすい作品を厳選し、小さなお子さまでも安心して楽しめるやさしいタッチのイラストで描いた絵本集です。

タイトルポイント
わらしべちょうじゃ1本のわらを次々と違うものに交換していくワクワク感が楽しめます。
困っている人に親切する優しさが学べるお話です。
きつねのかんちがい勘違いからきつねたちに仕返しをされ、ハラハラする物語。
最後には間違いを認めて謝り、許しあう優しさを学べます。

お話だけでもお子さまへの読み聞かせはできますが、絵本があることで何が起こっているのかを想像しやすくなり、子どもの集中力も増しやすくなります。

学びのある昔話に楽しみながら触れてほしいという考えのある方は、ぜひ一度手に取ってみてください。

6.まとめ

この記事では、小さなお子さんでも集中して聞ける、3分程度の短い童話をテーマに分けて16作品紹介しました。

お姫様や魔法が登場する不思議な短い童話3選

それぞれのお話ごとに楽しめるポイントや読み聞かせのコツも記載していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の内容が、お子さまとの読み聞かせの時間を楽しむヒントになれば幸いです。

1日5分。親子の“心育て”習慣、はじめてみませんか
寝る前の読み聞かせで、やさしさや思いやりが自然と身につく。
忙しい日々でも、親子で心を通わせる時間が生まれます。
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