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子どもが楽しく笑える昔話20選|読み聞かせのコツも解説

読み聞かせをする親子

※本記事は、2025年10月時点での情報を元に執筆しています。

「昔話を読んであげて、子どもに笑ってもらいたい!」
「子どもが思わず笑ってしまうような昔話はある?」

昔話に触れて欲しいと思うけれど、内容が子どもには難しかったり、怖い場面があったりと、読み聞かせしたのに子どもがつまらなそうにしていると残念に思いますよね。

せっかくなら、子どもが笑って楽しめる昔話を読んで、一緒に笑って楽しい時間を過ごしたいものです。

そこで、この記事ではお子さんが笑える昔話を20話紹介します。

ご紹介する笑える昔話は次の4カテゴリーです。

この記事で紹介する昔話は、どれも笑えるポイントが満載の、子どもを笑顔にできる昔話です。

さらに読み聞かせ方を工夫したり、紹介している子どもが笑う工夫がされた絵本を選べば、読み聞かせであれば年齢を問わず、楽しく笑いながら昔話を聞いてくれます。

そこで、この記事ではさらにそれぞれの昔話の笑えるポイントや読み聞かせがさらに盛り上がるポイントについて詳しく解説していきます。

この記事を参考に昔話を選べば、お子さんの心を掴める笑える昔話を選ぶことができ、昔話絵本でお子さんを笑わせることができるはずです。

ぜひ最後までお読みください。

1.擬音やフレーズで子どもが笑える昔話3選

ソファで読み聞かせをする

まず紹介するのは、擬音や音の響きが面白くておかしいと、子どもが笑ってしまう昔話です。

桃太郎の「どんぶらこ、どんぶらこ」のように、昔話には印象的な擬音やフレーズが出てくるものがあります。

そのような擬音やフレーズの中には、子どもが面白がって笑ってしまうようなものがあるのです。

笑うだけでなく、一緒に声に出して言いたくなり、昔話を読む時間がより楽しく笑顔にあふれたものになる昔話は、次の3選です。

タイトル子どもが笑えるポイント
だんごどっこいしょ「だんご、だんご」と言いながら歩いていたのに、途中で「どっこいしょ」になってしまうところがおかしくて笑ってしまいます
ねずみのおきょう小僧さんがねずみを見ながら唱える「おんちょろちょろ」というでたらめなお経がおかしくて、笑ってしまうお話です
じゅげむ名前の中に「ポンポコピー」や「やぶらこうじのぶらこうじ」など、口ずさむと思わず笑顔になってしまう面白いフレーズが満載です

※各タイトルをクリックすると詳細に飛べます

それぞれの昔話について詳しくみていきましょう。

1-1.だんごどっこいしょ

『だんごどっこいしょ』は、「だんごだんご」と名前を忘れないように唱えながら歩く主人公ですが、途中で「だんご」が「どっこいしょ」に変わってしまうところが笑える昔話です。

ポイント具体的なシーン
わかりやすくこどもも言いたくなるフレーズだんごという名前を忘れないために唱える「あまくてからい だんご」を笑いながら言いたくなる
「だんご」が違う言葉に変化する面白さ川を飛び越えるために「どっこいしょ」と言うと、「あまくてからい どっこいしょ」に変わってしまう
たんこぶを見て「だんご」が思い出すシーンのおかしさ食べ物の名前を忘れ、頭を叩かれて出来たこぶをみて「だんごみたいなこぶができた」と言い「だんご」を思い出す

最後はおいしいだんごを作ってもらえるハッピーエンドで終わるため、子どももおいしいお団子を食べたくなり、笑顔で読み聞かせできるでしょう。

【読み聞かせのコツ】

  • 「あまくてからい だんご」や「あまくてからい  どっこいしょ」のフレーズはリズムをつけて歌うようにすると子どもも一緒に言いたくなり、笑いを誘う
  • 「だんご」が「どっこいしょ」に変わったところでは、“どっこいしょ”を強調すると変化がわかりやすく笑いが起こりやすい

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

だんごどっこいしょ出典:ポプラ社

タイトルだんごどっこいしょ
出版社ポプラ社
価格(税込)1,980円
対象年齢3~5歳

1-2.ねずみのおきょう

『ねずみのおきょう』は、「おんちょろちょろ」というでたらめなお経に子どもが思わず笑ってしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
小坊主さんのでたらめさお経を忘れ、目の前に現れたねずみの様子を実況しながらでたらめなお経を唱えははじめる
でたらめなお経の響き子どもも一緒に笑いながら唱えられる「おんちょろちょろ」という言葉の響き

難しいイメージのあるお経を、身近で楽しいものに変えてくれる魅力のある昔話です。

【読み聞かせのコツ】

  • おんちょろちょろというお経の部分はいかにもお経のように抑揚をつけて読むと子どもが面白がって笑ってくれる
  • 自分の行動が見破られたと思う泥棒の台詞は感情をこめて読むとよりシチュエーションのおもしろさが伝わって笑わせられる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

ねずみのおきょう出典:Amazon

タイトルねずみのおきょう
出版社ひかりのくに
価格(税込)1,430円
対象年齢5、6歳

1-3.じゅげむ

『じゅげむ』は、ようやくできた子どもに縁起の良い名前を付けようとして、とんでもなく長い名前をつけてしまうことで起こる滑稽な展開が笑える昔話です。

ポイント具体的なシーン
長くて面白い響きの名前「じゅげむじゅげむ」から始まる名前で「ポンコポピーのポンポコナー」など思わず覚えて言いたくなる
名前が長すぎるが故の面白い展開じゅげむに叩かれた友達が言いつけにくるが、名前が長すぎて言い終えた時にはたんこぶがすっかり引っ込んでしまう

「名前が長い」というシンプルな内容ながら、子どもが笑いながら言いたくなる響きのある名前を、子どもと一緒に唱えながら楽しみましょう。

【読み聞かせのコツ】

  • 「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ」から始まる名前は流れるように節をつけて読むと、子どもも笑って一緒に言いたくなる
  • 名前の最後の「ちょうすけ」の部分を読み聞かせする子供の名前に変えると、子どもが笑ってより楽しめる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

じゅげむ出典:Amazon

タイトルじゅげむ
出版社クレヨンハウス
価格(税込)1,760円
対象年齢3歳~

 

2.子どもも理解できる予想外の展開が楽しめる昔話8選

昔話の中には、思いもよらぬ予想外の展開をみせるものがあります。

「えっそうなるの?」と驚きつつも、奇想天外なお話に子どもが笑い転げてしまうような昔話もあり、一緒に楽しむことができるのが魅力です。

子どもも理解できる予想外の展開が楽しめる昔話は次の8選です。

タイトル
子供が笑えるポイント
てんぐのかくれみの

いたずらをするひこいちの姿や、最後は裸になってしまうオチに子どもが笑ってしまいます

じごくのそうべえ地獄にやってきたそうべえや仲間が辛いはずの地獄を特技を活かしてこなしていく姿が爽快で笑えます
かえるをのんだ ととさん和尚さんが言う無理な治療法を次々こなしてしまうととさんの姿が面白くて笑ってしまいます
ばけくらべたぬきときつねの化かし合いがユーモラスで笑ってしまう絵本です。化けの皮がはがれる場面は特に笑ってしまいます
おいもころころ素直な小僧さんたちが、和尚さんの失敗もしっかり真似してしまう姿に子どもが声をあげて笑います
みやこかがみ鏡の中の自分に向かって「ぶさいく」だの「だんごっぱな」と悪口をいう姿に笑ってしまいます
くさびらくさびら()がどんどん増えて、最終的に巨大なおばけくさびらが出てくる予想外の展開に子どもが大笑いします
かもとりごんべえ鴨や傘を持って飛ばされていくごんべえの姿がユーモラスで笑いを誘います

※各タイトルをクリックすると詳細に飛べます

それぞれ詳しくみていきましょう。

2-1.てんぐのかくれみの

『てんぐのかくれみの』は、姿が見えなくなるてんぐのかくれみのを手に入れたひこいちが行ういたずらに少しわくわくしながら、最後は大笑いできる昔ばなしです。

ポイント具体的なシーン
ひこいちに騙されてしまう天狗の間抜けさただの竹筒を「竺まで見える千里眼」と嘘をついてかくれみのを奪われる間抜けな天狗
お酒を飲んでバレてしまうコミカルな展開みのを燃やした灰で姿を隠すが、お酒を飲んで口だけ見えるようになってしまいバレてしまう
かくれみのを失い裸になる結末かくれみのの効力がなくなり、最後は裸になってしまい、恥ずかしがりながら町の人に謝る

裸で右往左往しながら町の人に謝るひこいちの姿は、滑稽でおもしろいだけでなく、いたずらはいけないよという教訓にもなるでしょう。

【読み聞かせのコツ】

  • ひこいちや天狗の台詞は感情をこめて読むと、子どもが物語に入り込み笑わせられる
  • 裸になって謝るひこいちの台詞は、泣きそうで情けない雰囲気を出すとより笑いが大きくなる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

てんぐのかくれみの
出典:Amazon

タイトルてんぐのかくれみの
出版社ポプラ社
価格(税込)660円
対象年齢1~6歳

 

2-2.じごくのそうべえ

『じごくのそうべえ』は、恐ろしいはずの地獄を、それぞれの特技を活かして乗り越え、怖い鬼たちを翻弄してしまうコミカルな展開が面白くて笑える昔話です。

ポイント具体的なシーン
地獄で大暴れする主人公たちの破天荒な行動人を食べる鬼の歯を抜いてしまったり、飲み込まれたお腹の中で大暴れしておならと一緒に脱出する
4人の奔放さに困り果てる閻魔様の情けない姿怖いはずの閻魔様がやりたい放題の4人に疲れ果て、地獄から放り出してしまう

地獄というものがどんなものか、コミカルで面白く子どもも理解できる笑える昔話です。

【読み聞かせのコツ】

  • 関西弁の台詞は抑揚をしっかりとつけて読むと落語のようになり、笑いが起きやすくなる
  • お腹の中で大暴れされる鬼の様子は苦しみをしっかり表現すると、より面白さが増して笑わせられる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

じごくのそうべえ
出典:Amazon

タイトルじごくのそうべえ
出版社童心社
価格(税込)1,650円
対象年齢4・5歳~

2-3.かえるをのんだ ととさん

『かえるをのんだ ととさん』は、和尚さんが出す無理難題な「腹痛の治療法」を次々こなしてしまうととさんの姿に、子どもも驚きながら笑ってしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
無理難題をこなしてしまうととさんの姿ととさんはかえる、へび、きじ、猟師と、どんどん大きなものを飲み込んでいく
鬼がおしりから出る結末鬼を追い出すために和尚さんが節分の豆を口から投げ込むと、鬼がおしりから逃げ出していく

節分についても興味を持たせられる笑える昔話ですから、ぜひ行事の前に読み聞かせてあげてください。

【読み聞かせのコツ】

  • 「かかさんやぁ~」というととさんの台詞は情けなく悲しそうに読むと面白さが伝わりやすく笑わせられる
  • 〇〇をのむといいぞ」という和尚さんの台詞は威厳を感じさせるように読むとさらにシュールさが伝わって笑いが起きる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

かえるをのんだ ととさん
出典:Amazon

タイトルかえるをのんだ ととさん
出版社福音館書店
価格(税込)1,320円
対象年齢3歳~

2-4.ばけくらべ

『ばけくらべ』はきつねとたぬきの化かし合いがユーモラスで面白く、笑ってしまう絵本です。

ポイント具体的なシーン
たぬきの化けの皮が剥がれる間抜けな姿花嫁行列に化けたたぬきたちが、きつねが化けたお饅頭に飛びついてしまい、化けの皮が剥がれてしまう
たぬきたちに仕返しされるきつねの間抜けさ本物の大名行列を狸が化けたものだと思いこまされたきつねは、お侍にさんざんなめに合わされてしまう

たぬきときつねの化かし合いという昔話らしいテーマで、しっかり笑える絵本ですので、ぜひ読んでみてください。

【読み聞かせのコツ】

  • たぬきの集団はわいわいと楽しそうに読みあげると雰囲気が伝わり子どもが笑いやすくなる
  • きつねの台詞は意地悪そうに言うことで、最後たぬきにやり返されたシーンでの笑いが大きくなる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

ばけくらべ
出典:Amazon

タイトルばけくらべ
出版社福音館書店
価格(税込)880円
対象年齢3歳~

2-5.おいもころころ

『おいもころころ』は、素直な小僧さんたちと和尚さんのやり取りが面白く、思わず子どもがふき出してしまうような笑える昔話です。

ポイント具体的なシーン
威張った和尚さんが、自分の言葉にどんどん追い込まれて滑稽な様子

「わしのする通りにするんじゃ」と言った和尚さんがおいもを転がしてしまい、小僧さんたちに真似される

大真面目に和尚さんの真似をする小僧さんたちの可愛くてコミカルな行動和尚さんは焦って失敗を重ねてしまうが、それを見ている小僧さんたちは大まじめにすべて真似してしまう

小僧さんたちの可愛くて面白い姿を、子どもと一緒に笑いながら楽しみましょう。

【読み聞かせのコツ】

  • 和尚さんの台詞は厳めに威張って言うことで、この後のコミカルな展開をより引き立てて笑いが起きやすくなる
  • 小僧さんたちが和尚さんの真似をしていることがわかるよう、「おしょうさんが○○をしました、こぞうさんたちも○○をしました」を1セットで読むと、内容が伝わりやすく子どもも笑いやすい

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

おいもころころ出典:Amazon

タイトルおいもころころ
出版社金の星社
価格(税込)1,650円
対象年齢幼児~

2-6.みやこかがみ

『みやこかがみ』は、鏡を知らない村の人達が巻き起こすコミカルなドタバタ劇に笑ってしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
鏡の中の自分に向かって悪口をいう滑稽さ鏡を知らない嫁が鏡に映った自分を夫の浮気相手だと思い「ぶさいく」「だんこっぱな」とののしってしまう
ユーモアあふれる話の結末夫婦喧嘩の仲裁を頼まれた尼さんも鏡を知らず、自分を見て浮気ではないから大丈夫と伝える

鏡に映ったのが自分であると理解できるのは1歳半から2歳くらいとされていますから、小さなお子さんでも笑いやすい昔話です。

【読み聞かせのコツ】

  • 小さなお子さんの場合は鏡を見せながら、「映っているのは自分だよね」ということを理解させた上で読み聞かせすると面白さが伝わり笑ってくれる
  • 鏡を誰も知らない理由を「昔は鏡がとても貴重で庶民は一度も見たことがない人もいたんだよ」と教えるとより理解が深まって笑いやすい

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

みやこかがみ
出典:Amazon

タイトルみやこかがみ
出版社金の星社
価格(税込)1,650円
対象年齢幼児~

2-7.くさびら

『くさびら』は家に生えたくさびら(茸)をなんとかしてもらおうと山伏に頼んだら、がどんどん増えてしまうという、コミカルで予想外の展開で子どもが笑う昔話です。

ポイント具体的なシーン
意味不明なまじない山伏が唱えるまじないの「ぼろんぼろ ぼろんぼろ」という意味不明な言葉の響きが面白い
まじないが効果がないという予想外の展開威張った山伏が呪文を唱えますが、茸は消えるどころかどんどん増えてしまう
お化け茸に追いかけられるというコミカルな結末茸はどんどん増え続け、ついにはお化け茸に追いかけられて逃げていく

お化け茸という面白いモチーフで、子どもが大笑いしてくれる昔話です。

【読み聞かせのコツ】

  • 「ぼろんぼろ ぼろんぼろ」という呪文は低い声でいかめしく読むと面白さが増して子どもが笑う
  • 「ひゃあ」などの叫び声は感情をこめて読むと、よりコミカルさが強調されて子どもが笑う

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

くさびら
出典:Amazon

タイトルくさびら
出版社講談社
価格(税込)1,650円
対象年齢3歳~

2-8.かもとりごんべえ

『かもとりごんべえ』は、怠け者のごんべえがいろいろなものに飛ばされてはトラブルを起こす、予想外で破天荒なストーリーに笑ってしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
様々なものに吹き飛ばされるごんべえの間抜けさ怠けもののごんべえは鴨を捕まえようと100個の罠をしかけるが、鴨たちと一緒に飛ばされてしまう
ごんべえが巻き起こすコミカルなトラブル飛ばされた先でも楽をしようとつい横着をすると、粟や傘など違うものに飛ばされてしまう

何事も欲張らず丁寧に行うことが大切だよ、という教訓も伝えられる昔話を子どもに読んであげましょう。

【読み聞かせのコツ】

  • ごんべえの台詞は感情をこめて、情けない雰囲気を出すとより面白さが伝わり子どもが笑う
  • 擬音があるところは勢いよく読むと臨場感がでて笑いを誘いやすい

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

かもとりごんべえ
出典:Amazon

タイトルかもとりごんべえ
出版社講談社
価格(税込)1,540円
対象年齢4・5歳

3.子どもが大笑いするモチーフがある昔話3選

へっこきよめさま

昔話の中には、屁のように子どもが思わず笑ってしまうモチーフが主題となるものもあります。

大人になると眉をひそめてしまうこともあるかもしれませんが、昔の人は自然現象としてお話の中に取り入れ、楽しんでいたものです。

おおらかな気持ちで、子どもと一緒に昔話を読んで大笑いするのも素敵な時間になりますよ。

子どもが大笑いするモチーフがある、笑える昔話は次の3選です。

タイトル子どもが笑えるポイント
へこきよめすごく大きな屁をするというストーリーは大笑いすること間違いなし。擬音も面白い
さるじぞう地蔵のふりをする欲張りじいさんが、おならで人間だとバレてしまう笑いがたっぷりの滑稽なお話です
しりなりべらなでると尻から変な音がでるへら、というモチーフに子どもも笑ってしまいます

※各タイトルをクリックすると詳細に飛べます

それぞれ詳しくみていきましょう。

3-1.へこきよめ

『へこきよめ』は、おならが大きいよめが活躍する、子どもが大笑いしてしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
大きな屁というテーマ屁がとても大きいよめさまが、姑をはじめ様々なものを吹き飛ばしてしまう
屁で問題を解決してしまう爽快で面白い結末自分の特技(屁)を活かして困っている人を助けて、夫に見直される

子どもを笑顔にしたい時、間違いなく笑わせられる昔話ですから、ぜひ一度手に取ってみてください。

【読み聞かせのコツ】

  • 「ブビンビボンボボボンバボン!」などの擬音は大きな声ではっきりと読むと、子どもが大笑いする
  • よめの台詞は可愛く読むと、おならとの対比がはっきりしてさらに面白さが増し、子どもが笑いやすい

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

へっこきよめどん出典:Amazon

タイトルへっこきよめどん
出版社小学館
価格(税込)1,100円
対象年齢5・6歳

3-2.さるじぞう

『さるじぞう』は、「屁」で地蔵のふりをしていたことがバレてしまうという結末に、思わず子どもが笑ってしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
さるたちのコミカルな掛け声の面白さ「さるのしりはぬらしても じぞうのしりはぬらすなよ」という掛け声で、おじいさんを運んでいく
屁をしたことでバレてしまうという滑稽な結末川の途中で屁をしてしまい、「これは、じぞうさまじゃねえ。ただのへこきじじいだー」と川に落とされてしまう

子どもの笑いを誘う楽しい昔話ですから、ぜひ読んであげてください。

【読み聞かせのコツ】

  • さるの掛け声は元気よくリズムをつけて読むと、面白さが伝わりやすく子どもが笑う
  • 最後の「これは、じぞうさまじゃねえ。ただのへこきじじいだー」は勢いよくよんで、へこきじじいを強調すると子どもが大笑いする

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

さるじぞう出典:Amazon

タイトルさるじぞう
出版社金の星社
価格(税込)1,650円
対象年齢幼児~

3-3.しりなりべら

『しりなりべら』は、しりを撫でると変な音が出るようになるへらというモチーフに、子どもが大笑いしてしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
しりをなでると変な音が出るというテーマ神様から貰った白いへらでしりを撫でると、変な音が鳴って止まらなくなってしまう
しりから出る変わった音「古道、古坂、古街道の坂々で、白いヘラで撫でられて、そうれでお尻が鳴きやるぞ。ひょうろんこ、ひょうろんこ」という節の面白さ

しりから音が出て止まらない、というストーリーは、子どもが大笑いすること間違いなしですので、ぜひ一緒に楽しんでみましょう。

【読み聞かせのコツ】

  • しりからなる「ひょうろんこ、ひょうろんこ」の部分はメロディーをつけて歌うように読むと子どもも覚えて笑いながら一緒に口ずさんでくれる
  • しりから出る音を子どもと一緒にオリジナルで考えながら言うと、さらに笑いが大きくなる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

しりなりべら出典:Amazon

タイトルしりなりべら
出版社くもん出版
価格(税込)693円
対象年齢3~5歳

4.笑いを誘う結末が魅力の昔話6選

天狗のお面

この章では、子どもの笑いを誘う結末が魅力の昔話を紹介していきます。

落語や狂言のように、物語の最後に笑える面白い結末があり、ストーリー性の高い昔話は、子どもの気持ちを惹きつけながら最後にしっかり笑わせることができるのです。

「この昔話は最後はどうなるのだろう?」と子どもがワクワクしながら読み聞かせを楽しめるような、結末が魅力的な昔話は次の通りです。

タイトル子どもが笑えるポイント
ずいとんさんいたずらきつねを知恵を使ってこらしめるずいとんさんの姿が爽快!きつねの姿がユーモラスで笑えます
ひとがみたらカエルになあれ大切なお金が本当にカエルになってしまった時の小僧さんが、かわいそうだけど笑ってしまう面白さです
ふるやのもり「雨漏り」がわからず怖がる泥棒とおおかみの姿が笑えるお話。動物たちを交えてドタバタする姿がユーモラスで笑いが起こります
たのきゅう役者のたのきゅうは、病気の母に会うために入った山道でうわばみにでくわしますが得意の芝居と機転で乗り切ります
びんぼうがみとふくのかみ情けない貧乏神を憐れんで、福の神を追い出してしまう結末にほのぼのしながら笑ってしまう
くわばら くわばらつい調子にのってしまう息子の姿がおもしろおかしく笑いを誘う滑稽話です。雷様もユーモラスで笑いを誘います

※各タイトルをクリックすると詳細に飛べます

早速ご紹介していきます。

4-1.ずいとんさん

『ずいとんさん』は、小僧のずいとんさんと、ずいとんさんを化かそうとするきつねとの知恵比べが面白く、ユーモラスなやり取りに笑ってしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
化かそうとして失敗するきつねの間抜けさ「ずーいとん、ずいとん」と呼んでイタズラをしようとするきつねを、ずいとんさんは機転を利かせて転ばせる
機転の利いた知恵で化けきつねの正体を暴く爽快な結末ずいとんさんの知恵できつねが化けた偽のご本尊からぺろりと舌を出させて正体を暴く

きつねとずいとんさんのやり取りはどこかほのぼのとしており、子どもに安心して読み聞かせできる、笑える昔話です。

【読み聞かせのコツ】

  • 「ずーいとん、ずいとん」という台詞は呼びかけるように読むとイメージが付きやすく、子どもも笑いやすい
  • きつねが正体を暴かれる場面は、少しためてからページを開くときつねの間抜けな表情で子どもも笑う

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

ずいとんさん
出典:Amazon

タイトルずいとんさん
出版社福音館書店
価格(税込)990円
対象年齢3歳~

4-2.ひとがみたらカエルになあれ

『ひとがみたらカエルになあれ』は、純粋な小僧さんとお茶目な和尚さんのやり取りが面白く、笑ってしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
可愛くて少し間抜けな小僧さんの行動貯めた小銭に「ぼくの大事な銭っこよ、ぼくが見た時は銭っこで、よその人が見た時は、カエルになるんだよ!」と言い聞かせる
和尚さんのいたずらに慌てる小僧さんの姿和尚さんがいたずらで小銭をカエルと入れ替え、カエルに逃げられた小僧さんは慌てて追いかける

大切なお金をどう貯めておくのがいいのか、お金の教育にもなる笑える昔話です。

【読み聞かせのコツ】

  • 小僧さんの「ぼくの大事な銭っこよ、ぼくが見た時は銭っこで、よその人が見た時は、カエルになるんだよ!」という台詞は真剣に。臨場感が伝わり、より笑えるようになる
  • カエルが逃げて慌てる小僧さんの部分は泣きそうで必死な雰囲気が伝わるよう読むと、より場面のおかしさが伝わって笑いが大きくなる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

ひとがみたらカエルになあれ
出典:Amazon

タイトルひとがみたらカエルになあれ
出版社金の星社
価格(税込)1,650円
対象年齢幼児~

4-3.ふるやのもり

『ふるやのもり』は、泥棒とオオカミが勘違いによってお互いに恐ろしい目にあってしまう滑稽さが、面白くて笑える昔話です。

ポイント具体的なシーン
泥棒とオオカミが起こすドタバタ劇「ふるやのもりが一番恐ろしい」と聞いた泥棒とオオカミは、恐ろしい化け物がいるのだと勘違いして大慌てする
他の動物も巻き込んで起こるコミカルな結末知ったかぶりをしたさるが、泥棒が入った木のうしろにしっぽを垂らして泥棒がぶらさがりちぎれてしまう

「サルの顔はなぜ赤い」という昔話の定番のエピソードも織り込まれた、子どもを笑わせられる昔話をぜひ楽しんでください。

【読み聞かせのコツ】

  • 泥棒やオオカミが「ふるやのもり」を怖がるところは思い切り怯えたような演技をすると、場面の滑稽さが際立って子どもが笑ってくれる
  • 「ふるやのもり」という言葉がわからない子供に対しては、「古い家の雨漏りのことだよ」と理解させてあげるとより面白さが伝わり笑ってくれる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

ふるやのもり
出典:Amazon

タイトルふるやのもり
出版社ポプラ社
価格(税込)1,980円
対象年齢3~5歳

4-4.たのきゅう

『たのきゅう』は、得意の芝居でたぬきのふりをする場面や、機転を利かせてうわばみ(大蛇)から小判を貰う場面が爽快で面白く、子どもが笑う昔話です。

ポイント具体的なシーン
勘違いをするうわばみの間抜けさうわばみに名前を聞かれ、震えながら言った「たのきゅう」がたぬきと勘違いされてしまうユーモラスな場面
うわばみをだまして大金を手に入れる爽快な結末うわばみの弱点がタバコであることを知り、たのきゅうが村人に教える。怒ったうわばみはたのきゅうの嘘を信じて小判を大量に降らせる

うわばみに嘘の弱点を伝えて小判を降らせてもらい、苦しむふりをするたのきゅうの機転が爽快でユーモラスな結末を楽しみましょう。

【読み聞かせのコツ】

  • うわばみの台詞は低く怖い声で、迫力を出すと話が盛り上がって笑わせやすい
  • たのきゅうが小判を降らされた場面では、わざと苦しそうな声を出した後、「あはは」と大笑いするとたのきゅうが演技していたことが分かって子どもが笑ってくれる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

たのきゅう出典:Amazon

タイトルたのきゅう
出版社教育画劇
価格(税込)1,320円
対象年齢2・3歳~

4-5.びんぼうがみとふくのかみ

『びんぼうがみとふくのかみ』は、情けなく貧相なびんぼうがみを憐れんで、せっかくやってきてくれたふくのかみを追い出してしまう、という結末にほのぼのとしながら笑ってしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
びんぼうがみの貧相で情けない言動貧相で情けない姿の貧乏神がなんともいえない表情でしくしくと泣いている姿に、かわいそうだけど笑ってしまう
ふくのかみが夫婦に追い出される結末いかにも強そうで自信満々なふくのかみが、歓迎されると思いきや追い出されてしまい、首をひねりながら帰っていく

笑えるだけでなく、本当の幸せとは何かを考えさせることができる昔話ですので、ぜひ読んであげてください。

【読み聞かせのコツ】

  • びんぼうがみの台詞は情けなく、悲しそうに読むとより面白さが伝わり笑える
  • ふくのかみは少し威張った嫌な雰囲気を出すと、びんぼうがみに肩入れしたくなり、より笑える展開になる

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

びんぼうがみとふくのかみ
出典:Amazon

タイトルびんぼうがみとふくのかみ
出版社小学館
価格(税込)1,100円
対象年齢3歳~

4-6.くわばら くわばら

『くわばら くわばら』は、大きなナスに登るというファンタジーな世界観と、おっちょこちょいな主人公のコミカルな行動で笑ってしまう昔話です。

ポイント具体的なシーン
お調子者の主人公が起こすおっちょこちょいな行動お調子者の主人公が、ナスを登って出会った雷様の仕事の手伝いでついついはしゃいでしまう
調子に乗った主人公が引き起こす間抜けな結末調子に乗ってイタズラをしているうちに、天からまっさかさまに落ちてしまう間

雷を避けるためのおまじない「くわばら くわばら」の由来がわかり、日本の文化にも親しむことができる昔話を子どもと一緒に楽しんでください。

【読み聞かせのコツ】

  • 方言で書かれた台詞はリズムに乗ってなめらかに読むと、面白い雰囲気が増して子どもを笑わせやすい
  • 「ピカッドーン」などの擬音は大きな声で迫力を出すと、臨場感が出て子どもも笑う

〈以下の絵本なら笑えておすすめ〉

くわばら くわばら
出典:Amazon

タイトルくわばら くわばら
出版社岩波書店
価格(税込)836円
対象年齢3・4歳~

5.小さい子どもが「にっこり」笑える絵本なら昔ばなし絵巻をお選びください

昔ばなし絵巻 出典:昔ばなし絵巻

ここまで、笑える昔話をご紹介してきました。

昔話に触れてほしい一方、「怖い」「暗い」といったイメージがあり、「まずは笑えて楽しいお話から」という方も多いと思います。

そんな方にはぜひ『昔ばなし絵巻』を使った読み聞かせもおすすめしたいです。

昔ばなし絵巻は絵柄を優しく現代風にし、小さなお子さんに読み聞かせする時も安心できるよう、少しずつストーリーを工夫しています。

小さなお子さんでも安心して昔話に触れて、子供がにっこり物語を楽しみながら、昔話の持つ良さやメッセージにも触れられるのが昔ばなし絵巻です。

【昔ばなし絵巻の特徴】

  • 小さなお子さんも目で楽しめるあたたかみのあるイラスト
  • 登場人物が死んでしまうなど残酷な話は、「ケガをしたと勘違いした」など子どもに安心して読み聞かせできるよう内容をアレンジききみみずきん

『昔ばなし絵巻』は、優しくあたたかみのある絵柄で、「暗い」「怖い」といった従来の昔話のイメージとは異なる、小さなお子さんに楽しんでいただける昔話の絵本です。

お話は全部で10話あり、どれも小さなお子さんが成長する中で、身に付けてあげたい教訓性や道徳性を重視し、厳選しました。

小さなお子さんでも安心して読み聞かせできるよう工夫しています。

小さなお子さんと一緒に昔話の読み聞かせを楽しむなら、ぜひ『昔ばなし絵巻』をお選びください。

6.まとめ

笑える昔話についてご紹介しました。

紹介した昔話は、次のような20選です。

昔話の中には怖いもの、悲しいものもありますが、子どもと一緒に読み聞かせの時間を楽しむなら、笑える昔話を選ぶのがおすすめです。

今回紹介した昔話や絵本を参考に、お子さんとの読み聞かせの時間を充実させ、楽しい時間をお過ごしください。

1日5分。親子の“心育て”習慣、はじめてみませんか
寝る前の読み聞かせで、やさしさや思いやりが自然と身につく。
忙しい日々でも、親子で心を通わせる時間が生まれます。
1日5分。親子の“心育て”習慣、はじめてみませんか
寝る前の読み聞かせで、やさしさや思いやりが自然と身につく。忙しい日々でも、親子で心を通わせる時間が生まれます。