
※本記事は、2025年9月時点での情報を元に執筆しています。
「絵本が、子どもの発達にどうつながっているのか知りたい」
「さまざまな知育絵本があり、何が子どもの年齢や興味・関心に合うのかわからない」
子どもの心身の健やかな発育を真剣に考え、知育絵本を通してよい体験や成長を促したいと考えているものの、選び方に迷われているのではないでしょうか?
子どもの知的好奇心や才能を引き出し、将来の可能性を広げながら心の成長も促してくれる「知育絵本」。
言葉や数字の学習、想像力や思いやる気持ちなどの教育まで、子どもの成長や理解に寄り添った知育絵本があります。
そこで本記事では、子どもの「今」の成長段階や興味関心に合った、将来に必要な力を育める知育絵本を以下のテーマ別に紹介します。
知育絵本のテーマ |
|---|
| 【言語がテーマ】言葉をたくさん発するようになってほしい知育絵本 |
| 【数字がテーマ】数に強くなってほしい知育絵本 |
| 【五感がテーマ】いろんな物に触れて感覚を研ぎ澄ませてほしい知育絵本 |
| 【想像力がテーマ】考える力をつけて欲しい知育絵本 |
| 【倫理観がテーマ】正しい生き方を学んでほしい知育絵本 |
絵本を購入する前に押さえておきたい知育絵本選びのチェックポイントも紹介しています。何を基準に選べばよいかわからないという人は参考にしてくださいね。
知育絵本で、子どもの無限の可能性を一緒に見つけて育みましょう。
目次
1.購入前にチェック!知育絵本を選ぶ基準4つ

たくさんの絵本を前に、どの絵本を選ぶべきか迷ってしまうのはあなただけではありません。
ただ、子どもに合った知育絵本ではなかった場合、興味を示さず、期待していた学びにつながらない可能性があります。
そのため、知育絵本を選ぶ際は、以下のような基準を参考に選ぶことが大切です。
一つひとつ詳しく解説していきます。
1-1.子どもの年齢や発達段階に合っているか
子どもの成長は、性別や性格、得意・不得意などによる違いは見られますが、年齢ごとの発達段階には一定の共通性があります。
年齢別の成長の特徴から見た、絵本に求める主な知育要素としては、以下の通りです。
0~1歳未満 | |
|---|---|
| 時期的特徴 | ・周囲のモノへの探索行動が芽生える時期 |
| 絵本に求める 知育要素 | ・リズミカルな表現や擬音語(オノマトペ) ・認識しやすい色や形 |
1~3歳未満 | |
|---|---|
| 時期的特徴 | ・自分でやりたいという自我が芽生える時期 |
| 絵本に求める 知育要素 | ・モノの名前や概念の理解につながる内容 ・ストーリー性 |
3~5歳 | |
|---|---|
| 時期的特徴 | ・モノ・コトへの好奇心が強くなる時期 |
| 絵本に求める 知育要素 | ・複数の登場人物がおり、関わり合う内容 ・現実の体験に結びつく内容 |
子どもの年齢や発達上の特性を参考に、妥当な知育要素を含む絵本であるかを確認しましょう。
1-2.興味・関心を引くことができるか
知育効果を期待する場合、子どもの興味や関心に合わせた絵本を選ぶことも重要です。
簡単すぎると飽きてしまいやすく、逆に難しすぎると内容を理解できず、集中力も続きません。
例えば、「これは何?」と質問されることが増えたときは、モノや動物などがたくさん出てくる絵本を選ぶことで、言葉の習得をより促すことができます。
子どもの行動や発言などに注目し、何に興味・関心を持っているかをよく観察した上で、子どもが楽しめる絵本を選びましょう。
1-3.親子のコミュニケーションが生まれるか
知育絵本に限らず、絵本の読み聞かせの時間は、親子で触れ合う大切な時間です。
ただ、絵本を読むのではなく、
「これは何色かな?」
「この動物は何で泣いているのだろう?」
など、子どもと一緒に楽しめる内容の絵本を選ぶことで、コミュニケーションの機会を作ることができます。
読み聞かせを通じた、学びと触れ合いができる内容の絵本を選びましょう。
1-4.絵本を読んだことがある人の評判はよいか
知育の効果や子どもが気に入るかは、絵本を読んだことがある人の評判が判断基準になります。
例えば、SNSや通販サイトの口コミや評判は、どういう絵本なのかを知る重要な情報です。

口コミや評判は、すべての子どもに当てはまるわけではありません。
得られる効果も同じではありませんが、リアルな声はどのような絵本かを判断する参考になるため、事前に確認するのがおすすめです。
子どもの年齢に応じた素材やサイズ感かも重要な要素 |
|---|
| 絵本は、薄手から厚手、手のひらサイズから大きなサイズまで、さまざまな素材やサイズ感があります。 特に、乳幼期は、絵本を口に入れたり、破ったりする可能性があります。誤飲の心配もあるため厚手の素材など、丈夫な絵本を選ぶと安心でしょう。 幼児期も思いもよらないケガをする原因にもなるため、角が丸く加工されたものを選ぶなど、子どもの年齢に応じた素材やサイズ感の絵本を選びましょう。 |
2. 【言語がテーマ】言葉をたくさん発するようになってほしい知育絵本

言葉を話すことができなくても、たくさんの言葉に触れることで吸収し、成長するにつれて話せる言葉が増えていきます。
言語における年齢ごとの特徴は、次の通りです。

この章では、各年齢の成長段階に合ったおすすめの知育絵本を3冊ずつピックアップしました。
| 0~1歳未満 | じゃあじゃあびりびり |
|---|---|
| がたんごとん がたんごとん | |
| やさいさん | |
| 1~3歳未満 | 頭がぐんぐんよくなる 0歳音読がおー |
| まる さんかく ぞう | |
| おべんとうバス | |
| 3~5歳 | スイミー |
| ラチとらいおん | |
| ぐるんぱのようちえん |
「もっといろいろな言葉を知ってほしい」
「絵本をきっかけに、たくさん言葉を覚えたり、おしゃべりしたりしてほしい」
このように考えるのであれば、年齢に応じた言葉の力を育む知育絵本を活用し、子どもの語彙力を高めましょう。
2-1.【0~1歳未満】じゃあじゃあびりびり
出典:Amazon
タイトルからもわかる通り、「じゃあじゃあ」「びりびり」といったオノマトペがたくさん出てくる絵本です。音から身近なものを認識するきっかけになります。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 赤ちゃんが好きなリズミカルな擬音語がたくさん登場
- 全国の自治体が行う「絵本の普及活動」で紹介されるほどの定番の絵本
- 視力が弱い赤ちゃんでも形や色を認識しやすいはっきりとした色づかい
- ストーリーがなく、どのページからでも見ても楽しめる
| タイトル | じゃあじゃあびりびり |
|---|---|
| 出版社 | 偕成社 |
| 価格(税込) | 660円 |
| 対象年齢 | 0歳~ |
2-2.【0~1歳未満】がたん ごとん がたん ごとん
出典:Amazon
リズム感のある機関車の「がたん ごとん」という音が楽しい絵本。身近なものが擬人化されており、人の顔を認識できる赤ちゃんも楽しめる一冊です。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 「がたんごとん」を繰り返すリズムとテンポが楽しい
- イラストがシンプルで、身近なものが擬人化されている
- ページをめくるたびに展開があるが、ストーリーが単純で0歳にもわかりやすい
| タイトル | がたん ごとん がたん ごとん |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 990円 |
対象年齢 | 0歳~ |
2-3.【0~1歳未満】やさいさん
出典:Amazon
0歳後半には、離乳食が始まり、食べ物への関心も高まるころ。そんなタイミングにぴったりなのが、野菜がかくれんぼをするしかけがある知育絵本『やさいさん』がおすすめです。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 0歳も楽しめるユーモアたっぷりの擬人化イラスト
- 上にめくると野菜が飛び出すしかけと「すっぽーん」というフレーズが爽快で楽しい
- 葉っぱもリアルに描写されており、名前と野菜を一致して認識しやすい
- 野菜嫌いの子どもも、絵本をきっかけに野菜を好きになったという声もある
| タイトル | やさいさん |
|---|---|
| 出版社 | 学研プラス |
| 価格(税込) | 1,210円 |
| 対象年齢 | 0~3歳 |
2-4.【1~3歳未満】頭がぐんぐんよくなる 0歳音読がおー
出典:Amazon
『頭がぐんぐんよくなる 0歳音読がおー』は、赤ちゃんと一緒に音読を楽しむことを目的とした絵本です。
オノマトペをたくさん聞いたり話したりすることで、言語発達を促すことができます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 簡単なオノマトペが多く、小さい子どもでもマネしやすい
- ポップな怪獣のイラストが好奇心や探求心を刺激する
- 一緒に読んで笑ったり、真似をしたりして楽しさを共有できる
| タイトル | 頭がぐんぐんよくなる 0歳音読がおー |
|---|---|
| 出版社 | さくら舎 |
| 価格(税込) | 1,100円 |
| 対象年齢 | 0歳~ |
2-5.【1~3歳未満】まる さんかく ぞう
出典:Amazon
『まるさんかくぞう』は、鮮やかな色と斬新なデザインで、形や言葉を認識できる絵本です。
「まる しかく さんかく」「さんかく まる しかく」というように1ページは、3つの形で構成されています。
ページをめくるたびに「ぞう ぞう しかく」「さんかく ぞう まる」と、モノの組み合わせや順番が変わるところが面白い一冊です。
繰り返し読むことで、形の違いと名前を自然に認識し、覚えることができます。
▼おすすめポイント
- 指差しをしながら、形を覚えられる
- 身近な動物や乗り物も、形と一緒に覚えられる
- 色や大きさ、顔の表情などを問いかけるなど、読み方の工夫次第でより楽しめる
| タイトル | まる さんかく ぞう |
|---|---|
| 出版社 | 文渓堂 |
| 価格(税込) | 1,210円 |
| 対象年齢 | 0歳~ |
2-6.【1~3歳未満】おべんとうバス
出典:Amazon
食べることが大好きな子どもや、乗り物好きな子どもにぴったりの『おべんとうバス』。
子どもも親しみのあるお弁当のおにぎりやおかずが、返事をしながらバスに乗るというストーリーを通して、楽しみながらモノの名前を覚えられます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 擬人化された食べ物の名前を呼びかけるフレーズから、自然とモノの名前を覚えられる
- 園での発表会やお遊戯会にも使われる人気絵本
- 単なる読み聞かせではなく、子どもも参加して楽しめるストーリー
| タイトル | おべんとうバス |
|---|---|
| 出版社 | ひさかたチャイルド |
| 価格(税込) | 990円 |
| 対象年齢 | 0~2歳 |
2-7.【3~5歳】スイミー
出典:Amazon
めまぐるしくストーリーが展開する『スイミー』。
シーンごとに、スイミーがどんな気持ちだったのかを親子で一緒に考えることで、自分の気持ちを言葉で伝えるきっかけを作ることができます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 詩的な美しい言葉とリズムは、子どもでも読みやすく内容を理解しやすい
- 世界中で翻訳され、日本でもロングセラーとなっている名作
- 読み聞かせを通じて、主人公の気持ちを考え、言葉にする会話が生まれやすい
| タイトル | スイミー |
|---|---|
| 出版社 | 好学社 |
| 価格(税込) | 1,650円 |
| 対象年齢 | 4~7歳 |
2-8.【3~5歳】ラチとらいおん
出典:Amazon
『ラチとらいおん』は、温かい言葉や励ましの言葉などから、意思疎通としての「言葉」だけでなく、言葉に込められた意味や力も学べる絵本です。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 助けを求める言葉や言葉が持つ影響力などを学べる
- 余計な伏線がなく、小さな子どもにも理解しやすいストーリー展開
- イエロー、グリーン、オレンジの3色だけで構成されており、ラチとらいおんを認識しやすい
| タイトル | ラチとらいおん |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 1,320円 |
| 対象年齢 | 3~6歳 |
2-9.【3~5歳】ぐるんぱのようちえん
出典:Amazon
物語に出てくる「ピアノ工場」「靴屋さん」「自動車屋さん」などから、仕事の名前を覚えるきっかけになる『ぐるんぱのようちえん』。
その仕事で使われる材料も自然に学べるため、生活に身近な語彙を高められる一冊です。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- さまざまな職業や仕事に関連した材料から語彙が高まる
- 「うれしい」「悲しい」などの感情や気持ちを表現する言葉を学べる
- 色鮮やかで、優しいタッチのイラストが親しみやすい
| タイトル | ぐるんぱのようちえん |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 1,320円 |
| 対象年齢 | 3~5歳 |
3. 【数字がテーマ】数に強くなってほしい知育絵本

生きていくうえで切り離せない数字の概念。数の成長は、年齢によって大きく変わります。
年齢に応じた数の成長は、数や数字をテーマにした知育絵本を使うことで、無理なく自然と覚えることができます。
| 0~1歳未満 | かずのえほん 1・2・3 |
|---|---|
| くっついた | |
| かずのえほん | |
| 1~3歳未満 | はらぺこあおむし |
| かぞえてみよう | |
| 1,2,3どうぶつえんへ | |
| 3~5歳 | くるまはいくつ |
| 100かいだてのいえ | |
| かぞえうたのほん |
物語や遊びを通して数や数字への抵抗感をなくしながら、興味・関心を高めましょう。
3-1.【0~1歳未満】かずのえほん 1・2・3
出典:Amazon
数と仲良くなるという考えをベースにした絵本。動物の動作やイラストを通してモノの数を視覚的に伝えています。
そのため、まだ数の概念がない赤ちゃんでも、繰り返し読むことで、モノのまとまりから感覚的に数を捉える訓練ができます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 数の概念を理解するための土台を築ける
- 小さな子どもも認識しやすい、優しいタッチの動物が登場する
- 言葉のリズムや音の響き、イラストから数字の認識につながる
| タイトル | かずのえほん 1・2・3 |
|---|---|
| 出版社 | 絵本館 |
| 価格(税込) | 1,650円 |
| 対象年齢 | 0~2歳 |
3-2.【0~1歳未満】くっついた
出典:Amazon
ページをめくるたびにくっつくというシンプル絵本。
親子やゾウなどが、思い思いの形でくっつく様子から、「ひとつ」「ふたつ」やまとまりといった概念の学びにつながる内容になっています。
出典:こぐま社『くっついた』
▼おすすめポイント
- 単に数字を覚えるのではなく、くっつくという変化を通して「まとまり」の概念を自然に感じ取れる
- 将来的に足し算を学ぶうえでの第一歩となる絵本
- 赤ちゃんでも認識しやすいはっきりとしたカラーとイラスト
| タイトル | くっついた |
|---|---|
| 出版社 | こぐま社 |
| 価格(税込) | 880円 |
| 対象年齢 | 0~3歳 |
3-3.【0~1歳未満】かずのえほん
出典:Amazon
1~3歳は、まだ「1=1個」という概念の理解は難しい年齢ですが、「数の存在」を感覚的に認識し始める時期。
ページごとに「1」から始まる数字と、その数に対応した動物やモノが描かれたシンプルな構成なので、感覚的に数の概念が身につきます。
また、『かずのえほん』では、「かぞえる」だけでなく「かんがえる」内容も含まれています。
例えば、動物とテーブル・椅子のイラストのページでは、「なんにんすわれるかな?」という問いがあり、子どもの思考を発展させることができます。
そのため、成長段階に応じて長く使えるという点でも、優れている知育絵本です。
▼おすすめポイント
- 「数える」ページと、高い低いや大きい小さいなどを「考える」ページで構成
- 遊びながら数学の基礎となる考え方が身に着く
- 身近な動物や乗り物のかわいいイラストで数を学べる
| タイトル | かずのえほん |
|---|---|
| 出版社 | ひさかたチャイルド |
| 価格(税込) | 1,760円 |
| 対象年齢 | 2・3歳~ |
3-4.【1~3歳未満】はらぺこあおむし
出典:Amazon
数や曜日が含まれる世界的ベストセラー絵本の『はらぺこあおむし』。
穴あきのしかけを使えば、指先でも数を感覚として捉えることができるため、読み方や工夫次第で楽しく数を覚えることができます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 曜日ごとに数が増えるストーリーから、数の増加を視覚的に捉えられる
- 「たくさん」という量の概念が身に着く
- あおむしが通った穴に指を通して、数を数える練習ができる
| タイトル | はらぺこあおむし |
|---|---|
| 出版社 | 偕成社 |
| 価格(税込) | 1,320円 |
| 対象年齢 | 2・3歳~ |
3-5.【1~3歳未満】かぞえてみよう
出典:Amazon
動物たちが数字に変身し、数字の形をわかりやすく表現している絵本。数の概念だけでなく、記号としての数や形の理解も進む一冊です。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 記号としての数字を似た形の動物で表現しており、子どもも抵抗感なく覚えられる
- 数字の形をしっかり認識するのに役立つ
- シンプルで温かみのあるイラスト
| タイトル | かぞえてみよう |
|---|---|
| 出版社 | 白泉社 |
| 価格(税込) | 968円 |
| 対象年齢 | 2歳~ |
3-6.【1~3歳未満】1,2,3どうぶつえんへ
出典:Amazon
子どもたちが好きな動物が蒸気機関車の貨車に乗り、動物園へ向かうストーリーの絵本。
文字がなく、数字とイラストのみですが、ページをめくるたびに動物が増えていくという内容から、数が増える概念を自然に理解できる内容になっています。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 「動物が何匹いるか」を語りかけることで、「数」と「モノの数」が結び付く
- ページをめくるたびに増える動物から、1~10までの数の増加を視覚的に捉えることができる
- カラフルな動物のイラストがかわいく、子どもも親しみながら読める
| タイトル | 1,2,3どうぶつえんへ |
|---|---|
| 出版社 | 偕成社 |
| 価格(税込) | 1,320円 |
| 対象年齢 | 2歳~ |
3-7.【3~5歳】くるまはいくつ
出典:Amazon
乗り物の車輪の数をテーマに、数の概念を楽しく学べる絵本。
一輪車や自転車、車などの身近な乗り物が登場するため、車などに興味を持ち始めた子どもの数の学習にぴったりです。
出典:福音館書店『くるまはいくつ』
▼おすすめポイント
- 乗り物という子どもが興味を持ちやすいテーマで数の概念を自然と理解できる
- レトロな雰囲気の絵で、飽きにくい
- 車輪の数からその数に合う乗り物の想像につながり、好奇心や探求心も刺激しやすい
| タイトル | くるまはいくつ |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 1,100円 |
| 対象年齢 | 4歳~ |
3-8.【3~5歳】100かいだてのいえ
出典:Amazon
「次にどんな部屋なんだろう?」「どんな生き物に出会えるかな?」というワクワクと一緒に、10以上の数を覚えられる『100かいだてのいえ』。
建物の階数をモチーフにした絵本です。
見開きで10ずつ増えていくため、数のまとまりを自然と理解できるようになります。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 絵本の展開に合わせ、10以上の大きな数を理解できる
- 見開きが10ずつのまとまりになっており、積み重なることで数字が大きくなるという概念が身に着く
- 年長児くらいには自然と100までの数を数えられるようになる
| タイトル | 100かいだてのいえ |
|---|---|
| 出版社 | 偕成社 |
| 価格(税込) | 1,320円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
3-9.【3~5歳】かぞえうたのほん
出典:Amazon
『かぞえうたのほん』は、タイトルの通り、楽しいかぞえ歌が6つ紹介されているわらべ歌絵本です。
リズム感が良く、口ずさんでしまうわらべ歌で、歌うように数字を覚えられます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 単に数字を覚えるのではなく、語呂合わせやリズムのあるかぞえで楽しく学べる
- 親子で一緒に歌ってコミュニケーションを図れる
- フレーズとイラストが特徴的で記憶に残りやすい
| タイトル | かぞえうたのほん |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 1,210円 |
対象年齢 | 3歳~ |
4. 【五感がテーマ】いろんな物に触れて感覚を研ぎ澄ませてほしい知育絵本

子どもの五感を育てることは、想像力や感性を豊かにするうえで重要な要素です。

絵本というと、「見る」「聞く」がメインと思うかもしれませんが、0歳からたくさん刺激を与えることで、「触る」「嗅ぐ」「味わう」感覚の基礎を養うことができます。
例えば、「触覚」はしかけ絵本、「嗅覚」「味覚」は食べ物をテーマにした絵本を見てニオイや味を想像することで感覚を研ぎ澄ますことができます。
年齢別に五感をテーマにしたおすすめの絵本を紹介しているので、知育絵本選びの参考にしてくださいね。
| 0~1歳未満 | ぐるぐるうごく しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ) |
|---|---|
| いろいろ ばあ | |
| きらきら ぴかぴか | |
| 1~3歳未満 | しろくまちゃんのほっとけーき |
| Sassyのしかけえほん わお! | |
| ぼうしかぶって | |
| 3~5歳 | おばけのバーバパパ |
| パンどろぼう | |
| たれてる(?と!のえほん) |
早速見ていきましょう。
4-1.【0~1歳未満】ぐるぐるうごく しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)
コントラストの強い配色と、指で動かすしかけなどの工夫がいっぱいの一冊です。
表紙やハムスターがぐるぐるとまわり、窓をスライドすると動物や生き物が飛び出すなど、赤ちゃんが夢中になるしかけがいっぱい。絵本を楽しんで読むきっかけにもなります。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 「動くもの」を目で追う、赤ちゃんの視覚の特性に合わせたしかけ絵本
- 発達が進むと自分でしかけを動かすなど、長く使える100万部突破の大人気シリーズ
- 1ページが分厚めの素材なので、赤ちゃんが触っても折れたり破れたりしづらい
| タイトル | ぐるぐるうごく しましまぐるぐる (いっしょにあそぼ) |
|---|---|
| 出版社 | 学研プラス |
| 価格(税込) | 1,320円 |
対象年齢 | 0歳~ |
4-2.【0~1歳未満】いろいろ ばあ
出典:Amazon
いろいろなかけ声で、絵の具が元気よく飛び出してさまざまな形に大変身する絵本。赤ちゃんが好きなオノマトペもあり、視覚・聴覚で色彩や形の変化を感じられます。
出典:えほんの社「新井洋行・作 『いろいろ ばあ』」
▼おすすめポイント
- 形の変化に合わせたオノマトペが使われており、赤ちゃんにも音と視覚で伝わりやすい
- 色と色が混ざることで色が変化することを感覚的に捉えることができる
- 色にちなんだ文字色が採用されており、大きくなると色と名前を認識するのにも役立つ
| タイトル | いろいろ ばあ |
|---|---|
| 出版社 | えほんの杜 |
| 価格(税込) | 935円 |
| 対象年齢 | 0~2歳 |
4-3.【0~1歳未満】きらきら ぴかぴか
出典:Amazon
視力が弱い赤ちゃんも反応を示す、きらきら光るホログラム加工とはっきりとした色を使った絵本。脳科学にもとづいた知育絵本として、全国の書店でもコーナーなどが用意され、紹介されています。
赤ちゃんが喜ぶ顔も描かれており、イラストに対する興味・関心にもつながる一冊です。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 視力の弱い赤ちゃんの目にも届きやすい「きらきら光るホログラム加工」を採用
- 脳科学的に効果があるとされる「鮮やかな色彩」
- 「絵に興味を示しやすい」というコメントが多数
| タイトル | きらきら ぴかぴか |
|---|---|
| 出版社 | 朝日新聞出版 |
| 価格(税込) | 1,320円 |
| 対象年齢 | 0歳~ |
4-4.【1~3歳未満】しろくまちゃんのほっとけーき
出典:Amazon
ホットケーキを作るという身近なテーマの『しろくまちゃんのほっとけーき』。
ホットケーキを焼く工程がさまざまな音と絵で表現されており、「どんな風に焼けているのか」「どんな匂いがしてくるのか」という想像をさせてくれる一冊です。
出典:こぐま社『しろくまちゃんのほっとけーき』
▼おすすめポイント
- ホットケーキを作る過程から、視覚的な変化を捉える力が身に着く
- 焼ける過程を表現した効果音の言葉の響きが聴覚を刺激し、想像をかきたててくれる
- 身近な食べ物がテーマになっており、味覚や嗅覚の想像につながる
| タイトル | しろくまちゃんのほっとけーき |
|---|---|
| 出版社 | こぐま社 |
| 価格(税込) | 990円 |
| 対象年齢 | 0~3歳 |
4-5.【1~3歳未満】Sassyのしかけえほん わお!
出典:Amazon
発達心理学に基づいた顔やカラフルなデザインを取り入れた『Sassyのしかけえほん わお!』。
指先でまわしたり、転がしたり、「触る」「目で追う」などの多彩なしかけで、視覚・触覚などの五感を刺激して成長を促してくれる知育絵本です。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- ワクワクするイラストとしかけが豊富
- 左右対称のイラストが多く、形の認識にもつながる
- 見るだけでなく、「転がす」「引き出す」などの動作を通じて、指先も刺激してくれる
| タイトル | Sassyのしかけえほん わお! |
|---|---|
| 出版社 | KADOKAWA |
| 価格(税込) | 1,540円 |
| 対象年齢 | 0歳~ |
4-6.【1~3歳未満】ぼうしかぶって
出典:Amazon
帽子の形や、擬人化された野菜や果物の色の違いから、視覚的な情報を捉える力を養うことができる『ぼうしかぶって』。
走るときの効果音も印象的で、音の楽しさも感じられる絵本です。おでかけするときに帽子をかぶることを教えるのにも役立ちます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- テンポの良い効果音から音の楽しさを感じられる
- 視覚的な情報から、どの野菜かを区別・判断する力が育つ
- 日本子どもの本研究会選定図書(日本国内の図書から選ばれる優秀作品)に選ばれた絵本
| タイトル | ぼうしかぶって |
|---|---|
| 出版社 | 童心社 |
| 価格(税込) | 990円 |
| 対象年齢 | 0・1歳~ |
4-7.【3~5歳】おばけのバーバパパ
出典:Amazon
形や色など、自在に姿を変える『おばけのバーバパパ』。「やわらかい」「ぶよぶよ」の姿から触覚も想像でき、子どもの五感と想像力をかき立ててくれる絵本です。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 豊かな色彩を通して、色の理解につながる
- 粘土のように自在に形を変える姿から、「こんな風に変身してみたい!」という想像をかきたててくれる
- 困った状況を解決するために変身するシーンが、問題を解決する論理的な思考と柔軟な発想を育む
| タイトル | おばけのバーバパパ |
|---|---|
| 出版社 | 偕成社 |
| 価格(税込) | 1,100円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
4-8.【3~5歳】パンどろぼう
出典:Amazon
パンの優しい甘さが漂ってくるかのような描写が満載で、嗅覚や味覚への興味も高められる絵本です。
パンの質感を想像し、実際にパン屋さんへ行ったり、パンを作ったりして触覚を感じることで、豊かな感性も育むことができます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 多種多様なパンを通して、質感や味覚の想像力を育むことができる
- 絵本部門で数々の受賞歴がある(第1回TSUTAYAえほん大賞 第1位など)
- 実際にパンに触れるリアルな体験から、嗅覚や触覚に対する意識が高まる
| タイトル | パンどろぼう |
|---|---|
| 出版社 | KADOKAWA |
| 価格(税込) | 1,540円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
4-9.【3~5歳】たれてる(?と!のえほん)
出典:Amazon
子どもに大人気の絵本『大ピンチずかん』の新シリーズ『たれてる(?と!のえほん)』。
ドーナツやチョコレートなどの身近な食べ物だからこそ、その質感や甘い匂いなどをイメージしやすく、よりリアルな想像につながります。
本物や写真と見間違えるほどのイラストも注目で、親子で「あー!」と思わず声を出しながら楽しめますよ。
▼おすすめポイント
- 実際の感触やニオイを想像させる描写
- たれているという視覚的な刺激から、洞察力を育める
- 立体的なイラストを通して、形の概念に触れることができる
| タイトル | たれてる(?と!のえほん) |
|---|---|
| 出版社 | ポプラ社 |
| 価格(税込) | 1,210円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
5. 【想像力がテーマ】考える力をつけて欲しい知育絵本

絵本を読むときに感じる「なぜ?」「どうして?」という探求心、目に見えないものを思い描いたり、考えたりすることは、子どもの想像力を高めるきっかけになります。
年齢ごとの想像力の成長段階は、次の通りです。

赤ちゃんは想像力が未発達ですが、目に見えていないものをイメージさせる絵本を選ぶことで、想像する力を伸ばすことができます。
そこでこの章では、年齢別に子どもの考える力を引き出してくれる、想像力がテーマの絵本を紹介します。
| 0~1歳未満 | いないいないばあ |
|---|---|
| だるまさんが | |
| もこ もこもこ | |
| 1~3歳未満 | きんぎょがにげた |
| しろくまのパンツ | |
| ぐりとぐら | |
| 3~5歳 | からすのパンやさん |
| はなをくんくん | |
| ちょっとだけ |
5-1.【0~1歳未満】いないいないばあ
出典:Amazon
「いない いない」で顔を隠し、「ばあ」で登場する手遊び。
単純な遊びですが、この隠れると見えるの繰り返しを通して、目に見えない部分を想像する力が身に着きます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 「いないいないばあ」の遊びを題材にした、親子のコミュニケーションを育める
- 700万部を突破し、4世代わたって愛されるロングセラー絵本
- 温もりが伝わる柔らかいタッチのイラスト
| タイトル | いないいないばあ |
|---|---|
| 出版社 | 童心社 |
| 価格(税込) | 880円 |
| 対象年齢 | 0歳~ |
5-2.【0~1歳未満】だるまさんが
出典:Amazon
『だるまさんが』は、独特な「間」を生み出すシンプルな言葉と、だるまさんのコミカルな動きが面白い絵本。
ページをめくる度に展開するストーリーから、続きを期待するようになります。何度も読み聞かせすることで、だるまさんがどうなるのかを想像する力が身につくでしょう。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 「だるまさんが」に続くストーリーの展開を想像する力を育む
- だるまさんの動きに合わせて、親子で体を動かしながら読める
- 累計発行部数1000万部を突破した「だるまさん」シリーズの第1弾
| タイトル | だるまさんが |
|---|---|
| 出版社 | ブロンズ新社 |
| 価格(税込) | 935円 |
| 対象年齢 | 0歳~ |
5-3.【0~1歳未満】もこ もこもこ
出典:Amazon
「しーん、もこもこ、にょきにょき」と、生き物のように変身する絵が、子どものイマジネーションを刺激してくれる絵本です。
抽象的な言葉なので、赤ちゃんが理解するのは難しいですが、音や表現を通して、形や情景などを想像する基礎を築くことができるでしょう。
▼おすすめポイント
- ユニークな擬音語や擬態語が、言葉への興味関心を高めてくれる
- 言葉が持つ意味やイメージを豊かにする
- 生後4~6か月から興味を示しているという口コミもあり、0歳の興味・関心を引くことができる絵本
| タイトル | もこ もこもこ |
|---|---|
| 出版社 | 文研出版 |
| 価格(税込) | 1,650円 |
| 対象年齢 | 0歳~ |
5-4.【1~3歳未満】きんぎょが にげた
出典:Amazon
金魚鉢から逃げ出し、さまざまな場所にかくれた1匹のきんぎょを探すという子どもが大好きな絵探し要素の絵本。
きんぎょが別のモノに見立てられており、想像力を高めるきっかけになるはずです。

出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 好奇心が高まり、未知の物事を確認・理解したいという前向きな気持ちが育つ
- 絵探しを通して、自然とストーリーのある絵本に触れることができる
- 絵探し要素が指差しにつながる
| タイトル | きんぎょが にげた |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 1,100円 |
| 対象年齢 | 0・1歳~ |
5-5.【1~3歳未満】しろくまのパンツ
出典:Amazon
「しろくまのパンツ」は、パンツを無くしたしろくまが、さまざまな柄のパンツを試着する内容。次はどんなパンツなのかという想像や好奇心を養ってくれる内容です。
物語の最後にはオチもあり、想像と笑顔があふれます。
出典:ブロンズ新社『しろくまのパンツ』
▼おすすめポイント
- パンツ型の穴が開いており、誰のパンツかの想像につながる
- パンツを無くしたしろくまさんと一緒に、パンツを探すというプロセスから、探求心を育む
- 想像を良い意味で裏切る面白いオチが用意されており、親子一緒に笑顔になれる
| タイトル | しろくまのパンツ |
|---|---|
| 出版社 | ブロンズ新社 |
| 価格(税込) | 1,540円 |
| 対象年齢 | 2歳~ |
5-6.【1~3歳未満】ぐりとぐら
出典:Amazon
ぐりとぐらが作る、現実にはあり得ない自分よりも大きなスケールのカステラを焼くストーリーが、想像力を膨らませてくれる絵本です。
「自分だったら大きな卵でどんな料理をするか」などと問いかけることで、自由な発想や自分なりの物語を想像するきっかけにもなるでしょう。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 卵の殻を車にするシーンや、「ふんわり」「とってもいいにおい」など、想像を促す表現が多い
- 子どもが真似をしたくなる料理をする動作が豊富
- 食べることや料理への興味・関心も高めてくれる
| タイトル | ぐりとぐら |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 1,100円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
5-7.【3~5歳】からすのパンやさん
出典:Amazon
身近なものがパンとして登場する「からすのパンやさん」。
「こんなパンもありそう」「実際にからすのパンやさんがあったら…」という自分なりのイメージや想像が膨らむ絵本です。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 絵本の世界を通してパン屋さん気分も味わえるため、ごっこ遊びにもつながる
- 自分であったら嬉しいパンを想像することで、イメージを形にする(絵に描くなどの)力が育つ
- 1973年刊行以来、子どもたちから人気のロングセラー絵本
| タイトル | からすのパンやさん |
|---|---|
| 出版社 | 偕成社 |
| 価格(税込) | 1,100円 |
| 対象年齢 | 4歳~ |
5-8.【3~5歳】はなをくんくん
出典:Amazon
目に見えない匂いをテーマにした『はなをくんくん』。
物語の展開から、探偵ごっこのように匂いから話の続きを推理する力や、モノの形・匂いを想像する力を養うことができます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- イラストや匂いの表現から、豊かな想像力を引き出してくれる
- 身の回りの世界への興味・関心を高めてくれる
- どんな匂いかを親子で話し合うことで、親子の会話も弾み、想像力を伸ばすきっかけになる
| タイトル | はなをくんくん |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 1,210円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
5-9.【3~5歳】ちょっとだけ
出典:Amazon
『ちょっとだけ』は、他者の立場になって考え、気持ちを想像したり、共感したりする力を養うことができる絵本。特に、きょうだいがいる子どもにおすすめです。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 身近な人間関係をテーマにした内容で、自分の状況と重ねやすい
- 物語の続きを自分で思い描き、「自分でやってみよう」という行動につながりやすい
- 似た境遇をきっかけに、他者の気持ちの想像につながる
| タイトル | ちょっとだけ |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 1,320円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
6.【倫理観がテーマ】正しい生き方を学んでほしい知育絵本

倫理観や道徳心は、社会においてとても大切なものです。ですが、「友達と仲よくしよう」「嘘はだめだよ」といってもなかなか伝わらないことも多いですよね。
特に、まだ倫理観という概念がない赤ちゃんは、倫理観や道徳心のベースとなる「信頼感」や「安心感」を育むことが大切です。

そこでこの章では、正しい生き方について、物語を通じて教えてくれる知育絵本を紹介します。
| 0~1歳未満 | だっこ だっこ だーいすき |
|---|---|
| ひよこさん | |
| 1~3歳未満 | よくきたね |
| ねずみくんのチョッキ | |
| 3~5歳 | かさじぞう |
| どうぞのいす | |
| おおきくなるっていうことは | |
| おおきなかぶ | |
| くれよんのくろくん |
倫理観が形成され始める3~5歳におすすめの知育絵本を多めに紹介します。
6-1.【0~1歳未満】だっこ だっこ だーいすき
出典:Amazon
『だっこ だっこ だーいすき』は、「自分は愛されている」という信頼感や安心感を非常に伝わりやすい心温まる絵本です。
実際に抱きしめたり、触れ合いながら読み聞かせをすることで、抱きしめられる心地よさを感じ、他者にも優しくしようという心を育むきっかけになります。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 他者と信頼関係を築く上で重要な自己肯定感の基礎を築ける
- 身体的な触れ合いを促してくれる
- 実際に抱っこしながら読むことで、ストーリーの内容と相まって強い安心感を得やすい
| タイトル | だっこ だっこ だーいすき |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 990円 |
| 対象年齢 | 0歳~ |
6-2.【0~1歳未満】ひよこさん
出典:Amazon
ひとりでおでかけしたひよこさんを優しく見守るお母さんの姿から、「やさしさ」や「思いやり」がどういうものかを感覚的に伝えてくれる絵本です。
お母さんに守られているシーンやお母さんに会ってほっとしているストーリーから、安心感も伝わってきます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 帰れる場所があるという内容から、安心感が育つ
- 「愛されている」ことを実感しやすいストーリーで、親子の絆も深まる
- 優しいタッチの絵で、飽きにくい
| タイトル | ひよこさん |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 990円 |
| 対象年齢 | 0歳~ |
6-3.【1~3歳未満】よくきたね
出典:Amazon
おかあさんが「おいで おいで」と呼び、子どもがかけよると「よくきたね、いいこだね」と歓迎し、愛の言葉をたくさんかける絵本です。
言葉がわかるようになった1~2歳ごろに、絵本を通じて「生まれてきてくれてありがとう」の気持ちを伝えることで、愛情を深めつつ、子どもの倫理観のベースを築けるはずです。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 無条件に受け入れられ、愛されているという実感を持てる
- ただ存在しているだけで価値があることに気づかせてくれる
- 愛されていることから、他者にも優しくしようと思う気持ちが芽生える
| タイトル | よくきたね |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 990円~ |
| 対象年齢 | 0・1歳~ |
6-4.【1~3歳未満】ねずみくんのチョッキ
出典:Amazon
「ねずみくんのチョッキ 」は、他者との関わり方や思いやりを育むことができる絵本です。
例えば、ねずみくんのチョッキが伸びたことに対して動物たちが「ごめんね」と謝ったりするシーンでは、迷惑をかけたら謝るということを間接的に伝えることができます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 何かを貸したことに対して「見返りを求めない優しさ」や相手の気持ちや思いやることの大切さに気づける
- 文字が少なく、ストーリーもシンプルでわかりやすいため、2歳児でも理解しやすい
- 累計500万部に達した人気シリーズ
| タイトル | ねずみくんのチョッキ |
|---|---|
| 出版社 | ポプラ社 |
| 価格(税込) | 1,430円 |
| 対象年齢 | 2・3歳~ |
6-5.【3~5歳】かさじぞう
出典:EVO出版
日本の昔話として広く知られる『かさじぞう』。
貧しいながらも心の優しいおじいさんとおばあさんがお地蔵さんを思いやる気持ちは、人として大切な心のあり方を伝えています。
出典:EVO出版
▼おすすめポイント
- かわいそうという純粋な気持ちから生まれた行動を見て、親切心の美しさを感じ取れる
- 苦しくても他者を一番に考える自己犠牲と思いやりの精神が、子どもの道徳観を育てる
- 日本の古き良き文化や情景を感じ取ることができる
| タイトル | かさじぞう |
|---|---|
| 出版社 | EVO出版 |
| 価格(税込) | 1,018円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
6-6.【3~5歳】どうぞのいす
出典:Amazon
誰かのために何かを置いていくという優しさが連鎖する『どうぞのいす』。
この物語を通して、独り占めするのではなく誰かと分け合う喜びや、誰かを思いやる気持ちを育むことができます。
「私なら何を置いていこうかな?」と、自分事に考えることで、他者の気持ちをより深くイメージでき、譲り合いの心を感覚的に捉えられるようになります。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 見返りを求めない優しさや思いやる心を育む
- 誰かと分け合うことで、みんなが幸せになることを学べる
- 「誰かに親切にすること」が巡り巡って自分に返ってくることを感覚的に理解できる
| タイトル | どうぞのいす |
|---|---|
| 出版社 | ひさかたチャイルド |
| 価格(税込) | 1,100円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
6-7.【3~5歳】おおきくなるっていうことは
出典:Amazon
『おおきくなるっていうことは』は、身長が伸びたり、年齢を重ねたりする成長だけでなく、心の成長についても考えるきっかけになる絵本です。
できるようになったことやできなくなったことが具体例で紹介されており、「自分は成長しているんだ」という共感や自己肯定感も育ててくれます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 「おおきくなるっていうことは」どういうことなのかを具体例とともに示しており、将来をイメージしやすい
- 正しい生き方がどういうものかが自然と身に着く
- 自分自身の成長と重ね合わせたり、共感したりする中で倫理観が養われる
| タイトル | おおきくなるっていうことは |
|---|---|
| 出版社 | 童心社 |
| 価格(税込) | 1,540円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
6-8.【3~5歳】おおきなかぶ
出典:Amazon
『おおきなかぶ』は、一人では困難なことも、仲間が次々にかけより助けてくれたり、力を合わせることで達成できたりすることを伝えてくれる絵本です。
このストーリーから、協調性ややり遂げたという達成感を感じさせてくれます。
出典:福音館書店『おおきなかぶ』
▼おすすめポイント
- みんなで助けようという社会性を育むことができる
- 「誰かひとりでも欠けてはいけない」「小さな力でも大切な存在」であることが感覚的に身に着く
- 「ひとりで頑張らなくても大丈夫」「誰かに助けを求める大切さ」などに気づかせてくれる
| タイトル | おおきなかぶ |
|---|---|
| 出版社 | 福音館書店 |
| 価格(税込) | 1,320円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
6-9.【3~5歳】くれよんのくろくん
出典:Amazon
各色が思い思いの絵を描く中、黒色のくろくんだけ出番がなく、仲間外れにされますが、自分の個性を生かして自分の役割や居場所を見つける物語。
くろくんを通して、「仲間外れにされたときの気持ち」を考え、仲間を思いやる気持ちが育ちます。
出典:Amazon
▼おすすめポイント
- 協調性と自分らしさ、仲間への思いやりを楽しく学べる
- 差別や偏見のない、相手を認める心が育つ
- 失敗から新しい可能性が生まれるというメッセージ性が伝わる
| タイトル | くれよんのくろくん |
|---|---|
| 出版社 | 童心社 |
| 価格(税込) | 1,430円 |
| 対象年齢 | 3歳~ |
7. 一度の読み聞かせで多くの知的能力を育みたいなら「昔ばなし絵巻」がおすすめ
出典:昔ばなし絵巻
ここまで、さまざまなテーマで年齢に合った絵本を紹介してきましたが、一度でさまざまなテーマを網羅したいと考えるのであれば「昔ばなし絵巻」がおすすめです。
教訓性を重視した昔ばなしの作品をピックアップしているため、言葉や語彙力、想像力や倫理観などを総合的に育むことができるからです。
昔ばなし絵巻を読むことで得られる知育要素は、次の3つです。
| 柔軟な価値観の形成 | ・日本の文化を深く理解することで、多様な文化や価値に触れても、相手を認め、理解する教養が身に着く |
|---|---|
| 語彙力 | ・昔ばなし特有の言葉遣いや古風な表現などの日本語の美しさに触れることで、語彙力が豊かになり、言語能力を高める基礎を築ける |
| 善悪の判断 | ・正直者が報われる筋書きから、善悪を正しく判断できるようになる |
昔ばなし絵巻では、従来の昔ばなしのイメージに捉われず、時代に合わせた子どもが喜ぶ絵本を提供しています。
自然と想像力や共感力などを高めていきたいと考えるのであれば、子どもの心や知性を豊かにする「昔ばなし絵巻」をご活用ください。
8.まとめ
子どもの心や能力の成長につながる絵本は見つかりましたか?
| 知育絵本のテーマ |
|---|
| 【言語がテーマ】言葉をたくさん発するようになってほしい知育絵本 |
| 【数字がテーマ】数に強くなってほしい知育絵本 |
| 【五感がテーマ】いろんな物に触れて感覚を研ぎ澄ませてほしい知育絵本 |
| 【想像力がテーマ】考える力をつけて欲しい知育絵本 |
| 【倫理観がテーマ】正しい生き方を学んでほしい知育絵本 |
5つのテーマで、年齢や成長段階に応じた絵本を紹介しました。
知育絵本は、言葉やストーリーを通じて、自然とスキルや心を育むことができます。
複数の要素を総合的に育みたい場合、古くから伝わる日本の良き伝統や教訓を含む、昔ばなしもおすすめです。
さまざまな知育絵本の読み聞かせを繰り返し、子どもの心や能力の健やかな成長を促しましょう。



