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【災害別】防災絵本のおすすめ20選|絵本から得る「命」を守る知恵

防災グッズを確認する家族のぬいぐるみ

※本記事は、2025年11月時点での情報を元に執筆しています。

「おすすめの防災絵本を知りたい」
「怖がりなうちの子でも読める防災絵本ってあるのかな?」

絵本を通してお子様の防災意識を育めたらと考えて、ふさわしい一冊をお探しではありませんか?

実際、必要以上の不安を与えずに「いざという時の行動」をわかりやすく伝えてくれる絵本は、子どもの防災教育の理想的なツールです。

そこで本記事では、ご家庭での読み聞かせや、保育園・幼稚園や小学校での防災教育に向く防災絵本を、専門家により制作・監修されている作品を中心に、災害の種類別にご紹介します。

ご紹介するそれぞれの絵本について、特徴やおすすめポイント、実際に読んだ方の声、対象年齢の目安をまとめています。お読みいただければ、お子様の年齢や性格にぴったりな絵本に出会えるはずです。

ぜひ、本記事をご参考に、防災についてお子様と話し合うきっかけとなる一冊を見つけ、お子様を交えての防災対策につなげてください。

目次

1.様々な災害と防災について1冊でわかるおすすめ絵本3選

「子どもに災害や防災について知ってほしい」と考えても、災害は1種類だけではありません。

そこでまず、地震・火災・台風といった複数の災害や防災の基本を、1冊の中でわかりやすく伝えてくれる絵本をご紹介します。

タイトル概要
一生つかえる! おまもりルールえほん ぼうさい
一生つかえる! おまもりルールえほん ぼうさい 出典: Amazon
災害時に命を守るためのルールをわかりやすく紹介している絵本です。

価格(税込):1,540円

みんなの防災えほん
みんなの防災えほん 出典: Amazon
どんな状況下でも安全な場所に避難するために必要な知識を学べる絵本です。

価格(税込):1,760円

ぼうさいバッグのちいさなポケット
ぼうさいバッグのちいさなポケット 出典: Amazon
防災バッグの中身をテーマとした絵本です。

価格(税込):1,650円

それぞれの絵本がどのように防災の大切さを伝えているのかを、1冊ずつ見ていきましょう。

1-1.一生つかえる! おまもりルールえほん ぼうさい

一生つかえる! おまもりルールえほん ぼうさい出典:Amazon

「命を守るためのルール」全35項目をわかりやすく紹介している絵本です。防災システム研究所の所長である山村武彦氏が監修を担当しています。

紹介されているルールは災害に備えた心構え(=準備のルール)と災害時の行動(=行動のルール)に大別されており、どれもとても具体的です。

5段階ある避難情報の警戒レベル、災害用伝言ダイヤルの使い方、子どもに持たせておくべきものなど、保護者に役立つ情報も巻末にまとめられており、まさに「一生つかえる」防災絵本といえるでしょう。

▼おすすめポイント

  • 行動のルールについては「家や学校にいるとき」「海や川の近くにいるとき」など、「いる場所」別に紹介されており、実際の災害時をイメージしやすい
  • すごろく風の理解度チェックリストが収録されており、親子で楽しくルールをおさらいできる
  • サイゼリヤの間違い探しで長年親しまれたthe rocket gold star氏のイラストでなじみやすい

一生つかえる! おまもりルールえほん ぼうさい出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 防災について子どもと一緒に学ぶに当たり、とても手に取りやすい本です
  • 一つひとつのルールが明確なので、教えやすいです
  • 災害に対する心構えが過不足なく、わかりやすく表現されています

かわいらしく、わかりやすいイラストとやさしい語り口で、子どもを怖がらせることなく防災について幅広く伝えられる一冊です。

タイトル一生つかえる! おまもりルールえほん ぼうさい
出版社学研プラス
価格(税込)1,540円
対象年齢目安4歳〜

1-2.みんなの防災えほん

みんなの防災えほん出典:Amazon

前項でご紹介した『一生つかえる! おまもりルールえほん ぼうさい』と同じく、防災システム研究所所長である山村武彦氏が監修した絵本です。

災害が起きたとき、どんな状況であっても安全な場所へと避難するために必要な知識が、具体例をまじえながら紹介されています。

▼おすすめポイント

  • 災害時に想定される場面をページいっぱいに描いたイラストの中で、描かれているそれぞれのものに対応する説明文が挿入されており、わかりやすい
  • 地震、津波、火事、台風や大雨などに加え、大雪や雷、竜巻のケースまで網羅しており、総合的に防災を学べる
  • 絵本としては情報量が多く、小さな子ども向けの防災絵本に物足りなさを感じている読者も満足できる

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 子ども達への読み聞かせに使っています
  • ルビがふられているので子どもでも読めてイラストもわかりやすいです
  • 幼稚園児の孫が気に入って読んでいます

状況判断の力を養いながら、多様な災害への備えを体系的に身につけられる一冊です。

タイトルみんなの防災えほん
出版社PHP研究所
価格(税込)1,760円
対象年齢目安5歳〜

1-3.ぼうさいバッグのちいさなポケット

ぼうさいバッグのちいさなポケット出典:Amazon

どんな災害時にも欠かせない避難時持ち出し用の防災バッグの中身をテーマとした絵本です。

神戸市の「人と防災未来センター」の「防災100年えほんプロジェクト」から誕生しました。

▼おすすめポイント

  • 各アイテムがどういった場面で役立つのかを具体的に解説しており、必要性をしっかり理解できる
  • ローリングストックの考え方など、日頃の備えに直結する知識も身につけられる
  • 「どう備えればよいか」が子ども目線で語られているため、家族で防災について話し合うきっかけとなる

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 3歳の子どもと読んだところ、防災グッズや災害の種類などに「これなあに?」「これは何してるの?」「津波のときは何するの?」と興味を持ってくれました
  • 防災に必要なものが絵と文字で描かれていて、小さな子でもわかりやすいと思います
  • 絵も可愛いし内容もためになるし、友人や親戚にも勧めてみようと思っています

「災害時に必要となるものは何か?」を家族みんなで一緒に考えるきっかけとなる一冊です。

タイトルぼうさいバッグのちいさなポケット
出版社神戸新聞総合出版センター
価格(税込)1,650円
対象年齢目安4歳〜

2.様々な災害と防災についてセットでわかる『やさしくわかる ぼうさい・ぼうはんのえほん』シリーズ

『やさしくわかる ぼうさい・ぼうはんのえほん』シリーズ出典:Amazon「じしん・つなみ」「たいふうかじ

子どもたちの身近にある危険についてまとめた知識絵本シリーズの中から、防災をテーマにした3冊をご紹介します。すべて危機管理アドバイザー・国崎信江氏が監修を担当しています。

セットで読むことで、災害・防災全般について子どもに伝えることができます。

「地震が来たらどうする?」といった対処法だけでなく、「火事になるのはどんなとき?」「台風が近づくとどうなる?」といった原因や背景にも触れており、子どもの疑問にしっかり答えてくれる内容です。

▼おすすめポイント

  • 地震・津波・噴火、台風・集中豪雨・雷・竜巻と多様な災害に幅広く言及しており、災害・防災の基礎知識をひと通り学べる
  • 「道路がふさがれていたら?」「夜で周りが見えないときは?」「自分一人だったら?」など、様々な状況を想定した問いかけ例が巻末に収録され、自ら考える力を養える
  • 事前に防ぐ方法がある場合は、それについても具体的に示されている

かじ どうするの?出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • とてもわかりやすいです
  • 子どもたちが夢中になって見ていました
  • 言葉の発達の遅い子どもでも、絵を通してよく理解することができました

多様な災害とその対処法を体系的に知ることができる一式です。

タイトル「やさしくわかる ぼうさい・ぼうはんのえほん」シリーズ
第1巻『じしん・つなみ どうするの?』
第2巻『たいふう どうするの?』
第3巻『かじ どうするの?』
出版社金の星社
価格(税込)各1,540円
対象年齢目安4歳〜

\じしん・つなみ どうするの?/

\たいふう どうするの?/

\かじ どうするの?/

3.【テーマ1】地震から身を守るためのおすすめ防災絵本7選

様々な災害についてわかる絵本をご紹介してきましたが、地震大国の日本において、「災害」「防災」と聞いて多くの人がまず思い浮かべるのは、やはり地震ではないでしょうか。

いつどこで起こるかわからない地震に備えるには、日頃から正しい知識と行動を身につけておくことが重要です。

この章では、「地震が起きたときにどう身を守るか」をわかりやすく学べる防災絵本7冊をご紹介します。

タイトル概要
ぐらぐらゆれたら だんごむし!
ぐらぐらゆれたら だんごむし! 出典: Amazon
小さな子どもも楽しめるしかけ絵本です。

価格(税込):1,430円

どうぶつポーズで あそボウサイ
どうぶつポーズで あそボウサイ 出典: Amazon
地震から命を守るポーズを真似して覚える、参加型絵本です。

価格(税込):1,430円

おおじしん さがして、はしって、まもるんだ
おおじしん さがして、はしって、まもるんだ 出典: Amazon
「子どもだけでいるとき」に地震が起きた場合に絞って身の守り方を伝える絵本です。

価格(税込):1,430円

ぼうさいセブン
ぼうさいセブン 出典: Amazon
子どもたちに人気のセブンの絵本です。

価格(税込):1,650円

親子で学ぶ「そのとき」どうする? おおじしんから いのちをまもるえほん
親子で学ぶ「そのとき」どうする? おおじしんから いのちをまもるえほん 出典: Amazon
大地震を生き延びるための知識を網羅した絵本です。

価格(税込):1,980円

地震がおきたら
地震がおきたら 出典: Amazon
地域で助け合う「共助」の重要性についても取り上げている絵本です。

価格(税込):1,540円

じしんのえほん こんなとき どうするの?
じしんのえほん こんなとき どうするの? 出典: Amazon
子ども自身で無事避難できるようになるための知識を、シチュエーション別に紹介する絵本です。

価格(税込):1,320円

それぞれの絵本について、以下で詳しくご紹介していきます。

3-1.ぐらぐらゆれたら だんごむし!

ぐらぐらゆれたら だんごむし!出典:Amazon

地震が起きたとき、どう行動すればよいかを、小さな子どもにもわかりやすく伝える絵本です。危機管理アドバイザーの国崎信江氏が監修しています。

「さあどうしよう?」と書かれたページをめくると答えが現れる仕組みのしかけ絵本になっています。

▼おすすめポイント

  • 可愛らしいネコのイラストのしかけ絵本なので、ごく小さな子どもも自然と興味を持ち、遊ぶように読み進められる
  • 室内遊び中、食事中、トイレやお風呂に入っているときなど、日常の様々なシーンごとに身の守り方が紹介されており、実際の生活に結びつけてイメージしやすい
  • ページをめくる前に「さあどうしよう?」の問いかけを使って子どもと一緒に考えられるため、読み聞かせの時間がコミュニケーションの時間としても豊かになる

人気絵本の新装改訂版として発売されたばかり(2025年8月発売)のため、本記事執筆時点ではまだ口コミがありませんが、旧作には、

「子どもたちに大人気です」
「絵が可愛くて、わかりやすい」

といった高評価が寄せられており、旧作の魅力はそのままに進化した本作も、きっと多くの読者に喜ばれるはずです。

幼い子どもに地震対策を伝えるのにぴったりの一冊でしょう。

タイトルぐらぐらゆれたら だんごむし!
出版社東京書店
価格(税込)1,430円
対象年齢目安2歳〜

3-2.どうぶつポーズで あそボウサイ

どうぶつポーズで あそボウサイ出典:Amazon

地震から身を守るための動物ポーズ各種が紹介されている絵本です。防災士であり絵本専門士でもある古賀涼子氏が監修を担当しています。

ただ読むだけでなく、実際に体を動かしてポーズを真似ながら読み進めることで、いざというときのためのアクションがより定着するでしょう。

▼おすすめポイント

  • 「ウサギに変身!」「ネコに変身!」など、色んな動物の変身遊びをしながら「地震発生時に取るべき行動」を身につけられる
  • 防災訓練のように身構えることなく、遊び感覚で防災教育ができる
  • 地震発生直後の基本動作のほかに、シチュエーション別(周囲に机がないとき、外出中など)のポーズも紹介されている

どうぶつポーズで あそボウサイ出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 子どもがパニックになったとしても、動物の名前で合図することで対処しやすくなると思います
  • 各ページに大きく動物が描かれていて、小さい子どもでも十分楽しめます
  • イラストがとても可愛く、文章のリズムも良いので、親子の時間がより楽しくなりました

いざというときの行動を、まねっこ遊びを通じて身につけられる一冊です。

タイトルどうぶつポーズで あそボウサイ
出版社KADOKAWA
価格(税込)1,430円
対象年齢目安3歳〜

3-3.おおじしん さがして、はしって、まもるんだ

おおじしん さがして、はしって、まもるんだ出典:Amazon

地震発生直後に安全を確保する方法を、「3つの動物のポーズ」と「3つの合言葉」でわかりやすく伝える絵本です。NPO法人体験型安全教育支援機構の代表理事である清永奈穂氏が監修を担当しています。

子どももある程度の年齢になれば、ひとりで留守番したり、友だちと公園に集まって遊んだりと、大人が常にそばにいるとは限りません。

そこでこの絵本では、そんな「子どもだけでいるとき」に地震が起きた場合にフォーカス。子どもが自分で判断し自発的に行動することを促す内容となっています。

▼おすすめポイント

  • 最初の揺れから大揺れになるまでの8秒間に取るべき行動を端的に伝える構成で、実践的な防災意識を育める
  • 「音ではケガをしない」「どんな地震も必ず止まる」ことにも触れており、大きな音や激しい揺れで怖い思いをしても安全な場所でじっとしている必要性を伝えられる
  • ストーリー仕立ての展開と、大地震が起きたときの屋内や街の描写が、リアルさと緊張感をほどよく演出している

おおじしん さがして、はしって、まもるんだ出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 視覚に訴えるイラストで、小さい子でも真剣に見ていました
  • 地震の恐ろしさを、怖がらせ過ぎることなく伝えてくれます
  • 子どもに読み聞かせた自分自身も心構えを新たにしました

いざというときにパニックに陥らず、必要な行動を取れる力を育ててくれる一冊です。

タイトルおおじしん さがして、はしって、まもるんだ
出版社岩崎書店
価格(税込)1,430円
対象年齢目安4歳〜

3-4.ぼうさいセブン

ぼうさいセブン出典:Amazon

「セブンの行事えほん」シリーズの13冊目となる本作は、地震を中心とした防災について楽しく学べる絵本です。アウトドア防災ガイドのあんどうりす氏が監修を担当しています。

「たまには保存食を食べてみることも大事」など家庭で実践できるヒントも随所に盛り込まれており、家族みんなで読んで話題にしやすい内容となっています。

▼おすすめポイント

  • ヒーローなのにどこか抜けているセブンがコミカルに解説するのは「セブンの行事えほん」シリーズ共通で、セブン好きの子どもなら大喜び
  • 作中でセブンが室内に貼って回った「きけんマーク」のデータをダウンロードできるので、印刷して切り抜けば、子どもと一緒に家の中の危険箇所をセブンと同じようにチェックできる
  • 巻末に防災クイズが掲載されており、遊びながら理解度チェックができる

ぼうさいセブン出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 絵本の中で述べられている心構えは、子どもだけでなく大人にも役立ちます
  • クイズなどを活用して遊びながら防災を考えることができ、親子で楽しく学べます
  • 「きけんマーク」を使って、子どもと一緒におうちの安全点検ができました
コミカルなキャラクターの力を借りて、防災を身近なものとして実践できる一冊です。
タイトルぼうさいセブン
出版社世界文化社
価格(税込)1,650円
対象年齢目安4歳〜

3-5. 親子で学ぶ「そのとき」どうする? おおじしんから いのちをまもるえほん

親子で学ぶ「そのとき」どうする? おおじしんから いのちをまもるえほん出典:Amazon

前出の『おおじしん さがして、はしって、まもるんだ』と同じ著者・イラストレーターによる防災絵本の最新刊(2025年8月発売)。大地震が起きても無事生き延びるための知識を網羅した絵本です。

地震発生直後に取るべき行動を動物の動きに喩えて学ぶスタイルは前作と共通ですが、本作品ではその種類が増え、さらに津波の危険性についても語られています。

前作より内容やテーマが少し発展しており、対象年齢もやや上がっていますが(登場人物も小学4年生と1年生の姉弟です)、本編に漢字が使われていないため、小さな子どもでも読めます。

▼おすすめポイント

  • 「どうすればよいか?」が、地震発生から避難所での生活まで順を追って紹介されており、イメージしやすい
  • 避難所で過ごすようになってからの注意事項にも言及している
  • 保護者向けの記事やチェックリストなど、家庭での備えにすぐ役立つ情報も充実している

親子で学ぶ「そのとき」どうする? おおじしんから いのちをまもるえほん出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 災害発生時どうすべきかが時系列でまとめられており、非常にわかりやすかったです
  • 最初は笑いながら見ていた子どもたちも、読み進めるにつれ真剣な表情になっていきました
  • 避難所での生活における防犯についてまで書かれていて、リアルで実践的

地震発生時から避難生活までの行動を親子で学びながら、実際の備えにもつなげられる一冊です。

タイトル親子で学ぶ「そのとき」どうする? おおじしんから いのちをまもるえほん
出版社KADOKAWA
価格(税込)1,980円
対象年齢目安5歳〜

3-6.地震がおきたら

地震がおきたら出典:Amazon

1995年に起きた阪神・淡路大震災の教訓をもとに、神戸市消防局の企画・協力で制作された絵本です。

自分の身を守る「自助」だけでなく、警察や自衛隊による「公助」には限界があることを踏まえ、地域で助け合う「共助」の重要性を指摘しているのが特徴です。

▼おすすめポイント

  • 地震発生時に起こることや取るべき行動が、「なぜそうなるのか」「どうしてそうするのか」という明確な理由とともに紹介しており、しっかり理解しながら学べる
  • 倒壊した家の中に閉じ込められたときの行動だけでなく、閉じ込められている人を見つけたときの対応など「社会・地域の一員としての行動」についても触れている
  • 緊急連絡先を書きこめる「かぞくのやくそくカード」が付いている

地震がおきたら出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • やさしい印象の絵で、親子の会話形式で話が進むので、小さな子でもすんなり入り込めました
  • 親子で地震の話をするきっかけになりました
  • 子どもたちの防災意識を高めるため読み聞かせたところ、とても興味深そうな様子でした

大地震が起きたときの具体的な行動とともに、地域で支え合う大切さも教えてくれる一冊です。

タイトル地震がおきたら
出版社BL出版
価格(税込)1,540円
対象年齢目安5歳〜

3-7.じしんのえほん こんなとき どうするの?

じしんのえほん こんなとき どうするの?出典:Amazon

登下校中や留守番中、公園で遊んでいるときなど、状況ごとに地震から身を守る方法を伝える絵本です。

著者は危機管理アドバイザーの国崎信江氏、監修は東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター長の目黒公郎氏が務めています。

下校した1年1組の7人が手を振って別れた後、それぞれのシチュエーションでどんな危険が起こり得るか、どう行動すればよいかを紹介しています。

▼おすすめポイント

  • 「普段の様子」と「地震が発生したときの様子」を対比させた構成で、「地震が起きるとどうなるか」が一目でわかる
  • 子どもたちに問いかけたりアドバイスしたりするためのヒントがページ下部に載っている
  • 最後に7人全員が無事に家族のもとへ帰る場面が描かれており、怖がりやすい子どもも安心して読み終えられる

じしんのえほん こんなとき どうするの?出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 地震が起きるとどうなるのかが細かく描き込まれていて、読むたびに気づかされる点があります
  • 親がいないとき、どのようにして地震から身を守るか、どういう場所から離れるべきかなど、一度は確認しておくと安心な内容でした
  • 親子で一緒に読むことで、地震の際の避難経路や連絡方法について確認し合えます

身近な場面を通し、子ども自身が日常の延長で「もしも」を考えられる一冊です。

タイトルじしんのえほん こんなとき どうするの?
出版社ポプラ社
価格(税込)1,320円
対象年齢目安5歳〜

4.【テーマ2】火災から身を守るためのおすすめ防災絵本2選

自然災害ではなく人災であることがほとんどですが、地震と同じく火災も非常によく発生する災害です。

前章の地震に続き、この章では「火災が起きたときにどう身を守るか」を学べる防災絵本2冊をご紹介します。

タイトル概要
くんくんとかじ
くんくんとかじ 出典: Amazon
ディック・ブルーナの絵が親しみやすい絵本です。

価格(税込):880円

火にきをつけて、ドラゴンくん
火にきをつけて、ドラゴンくん 出典: Amazon
楽しいお話を読みながら、「火事のときのお約束」が自然と身につく絵本です。

価格(税込):1,430円

それぞれの絵本について、以下で詳しくご紹介していきます。

4-1.くんくんとかじ

くんくんとかじ出典:Amazon

ごく幼い子どもに「火事」というテーマについて無理なく伝えられる、「ブルーナの絵本」シリーズの1冊です。

子犬のくんくんが火事を見つけ、消防署に知らせに行くというストーリーを通じて、「危険を見かけたら大人に知らせる」ことの大切さを自然に理解できるようになっています。

▼おすすめポイント

  • 何が危険かの判断がまだ難しい年齢の子どもに、「火を見たら近づかずに親や大人に知らせる」ことをやさしく教えられる
  • うさこちゃんでおなじみのディック・ブルーナの絵が親しみやすい
  • 短くわかりやすい文章と簡潔なストーリーが、小さな子どもへの読み聞かせに最適

くんくんとかじ出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 2歳の息子が「読んで」と何度も何度もせがんできます
  • 親の私も小さい頃にこの本を読んだ記憶があり、表紙が印象に残っています
  • ブルーナの絵の鮮やかな色とリズミカルな文章が光っています

小さな子どもにも理解しやすい形で「火に近づいてはいけないこと」を伝えられる一冊です。

タイトルくんくんとかじ
出版社福音館書店
価格(税込)880円
対象年齢目安2歳〜

4-2.火にきをつけて、ドラゴンくん

火にきをつけて、ドラゴンくん出典:Amazon

防災絵本はどうしても解説中心になりがちですが、この作品は物語としての面白さを大切にしつつ、火災時の基本行動もしっかりと伝えられる内容となっています。

具体的には、

  • 火災警報器が鳴ったらすぐ避難する
  • 煙の下を這うようにして出口へ向かう
  • 一旦外へ出たら絶対に現場には戻らない

といった注意事項が、ストーリーに溶け込むように織り込まれています。

著者とイラストレーターが暮らすカナダでは、小学校の副読本としても活用されているそうです。

▼おすすめポイント

  • 防災の知識を伝えるという目的は達成しながらも、純粋にストーリーを楽しめる
  • 「すべきこと」と「してはいけないこと」が明確に示されており、理解しやすい
  • 巻末にチェックリストなどが収録されており、読後に楽しくおさらいできる

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 火災の怖さをわかりやすく子どもに伝えられました
  • 火事への対処法を子どもに伝える内容ですが、「教育絵本」ではなく「創作絵本」であるところが良いです
  • 主人公の女の子とドラゴンの日々がちゃんと描かれていて、絵本として魅力的です

物語を十分に楽しみながら「火事のときのお約束」を自然と覚えられる一冊です。

タイトル火にきをつけて、ドラゴンくん
出版社PHP研究所
価格(税込)1,430円
対象年齢目安4歳〜

5.【テーマ3】津波から身を守るためのおすすめ防災絵本3選

3.【テーマ1】地震から身を守るためのおすすめ防災絵本7選」では、地震をテーマとした絵本をご紹介しました。

しかし、海沿いの地域では、大きな地震があれば津波の危険も避けられないため、地震そのものへの備えに加え、「その後に起こり得る津波への対応」も子どもと一緒に考えておく必要があります。

そこでこの章では、「津波が起きたときにどう身を守るか」を学べる防災絵本3冊をご紹介します。

タイトル概要
はなちゃんの はやあるき はやあるき
はなちゃんの はやあるき はやあるき 出典: Amazon
避難訓練の大切さがわかる、実話をもとにした絵本です。

価格(税込):1,650円

はしれ、上へ! つなみてんでんこ
はしれ、上へ! つなみてんでんこ 出典: Amazon
東日本大震災で津波に襲われた岩手県釜石市の小・中学生のドキュメントです。

価格(税込):2,035円

たった ひとつの おやくそく
たった ひとつの おやくそく 出典: Amazon
津波が予想される大地震の際は、とにかくすぐに高台へ逃げることの大切さを伝える絵本です。

価格(税込):1,650円

それぞれの絵本について、以下で詳しくご紹介していきます。

5-1.はなちゃんの はやあるき はやあるき

はなちゃんの はやあるき はやあるき出典:Amazon

東日本大震災で園児90人全員が津波から逃れることができた出来事をもとにした絵本です。
「奇跡の脱出」としてニュースでも大きく取り上げられました。

毎月の避難訓練で教わっていた通り、よそ見やおしゃべりをせず、早歩きで避難することに集中した園児たち。その姿を通して、緊急時に取るべき行動とはどういったものであるかを子どもに伝えられます。

▼おすすめポイント

  • 「これは本当にあったお話だよ」と伝えてから読むことで、津波が身近な危険として存在することを子どもに意識させられる
  • 日頃の避難訓練がいざというときに役立つことを実感できる
  • 園長先生がいつも言っていたという「自分で自分を守るのですよ!」という言葉が、物語全体を貫くメッセージとして子どもに伝わる

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 孫にプレゼントしたところ、心に響くものがあったようです。「ばあば、いい本をありがとう」 と言われました
  • 津波訓練の絵本や紙芝居はありますが、実際の体験をもとにしているものは見たことがなかったので、よかったです
  • 小さな子どもたちが、自分の足で、自分の力で、自分の命を守った姿に胸を打たれ、読むたびに涙が出ます

津波から身を守るために必要な行動を、実話をもとに伝えてくれる一冊です。

タイトルはなちゃんの はやあるき はやあるき
出版社岩崎書店
価格(税込)1,650円
対象年齢目安3歳〜

5-2.はしれ、上へ! つなみてんでんこ

はしれ、上へ! つなみてんでんこ出典:Amazon

東日本大震災で津波に襲われた岩手県釜石市の小・中学生のドキュメントです。

ここまで来ればもう大丈夫と思ったそのときに、背後から迫る大津波——約600人の生徒たちが上へ上へと必死に駆け上がる場面は観音開きのページとなっており、圧巻の迫力に息をのみます。

「自分の命は自分で守る」という言葉の意味を強く実感する内容です。

▼おすすめポイント

  • いざというときに自分の命を守るのは自分だという意識を持てる
  • 地震の後に津波が来るという自然の仕組みを肌感覚で理解できる
  • 必死に生き抜こうとする生徒たちの姿から、励まし助け合う心の尊さや前へ進む力を感じられる

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 8歳の息子と、泣きながら読みました。この本を読んで、息子が何かを感じ取ってくれたらいいなと思います
  • 多くの子どもたちがどのように避難したのか、迫真のタッチで描かれています
  • 小学校の絵本の読み聞かせで使用しましたが、ドキドキするほどの臨場感が伝わって来て、どの学年の子も真剣に聞き入っていました

津波という自然の脅威を感じるだけにとどまらず、「生き延びる」ということについて考えさせられる一冊です。

タイトルはしれ、上へ! つなみてんでんこ
出版社ポプラ社
価格(税込)2,035円
対象年齢目安5歳〜

5-3.たった ひとつの おやくそく

たった ひとつの おやくそく出典:Amazon

前出の『ぼうさいバッグのちいさなポケット』と同じく、神戸市の「人と防災未来センター」の「防災100年えほんプロジェクト」から生まれた絵本です。

津波が予想される大地震のときは、ためらわずに高台へと逃げるのが鉄則です。
しかし、大切な家族を探さず自分ひとりで逃げるという決断は、実際には簡単ではありません。

この絵本では、それでも迷わず避難することの重要性を、「大地震が来たら親を探さず山の神社へ逃げる」という約束を守ってひとり避難した主人公が神社で母親と再会するストーリーを通じて伝えます。

▼おすすめポイント

  • 「津波てんでんこ」(家族がバラバラになっても構わず各自で逃げなさいという教え)をわかりやすく教えられる
  • 津波の際は、家族の安否が気になっても、避難先で会えると信じて逃げることの大切さを伝えられる
  • 漁船を心配して海を見に行ったり、家族を助けに自宅に戻ったりして津波の犠牲となった人が少なくないという事実を無理なく話すきっかけになる

波から自分の命を守るために逃げることの重要性をまっすぐに伝える一冊です。

タイトルたった ひとつの おやくそく
出版社神戸新聞総合出版センター
価格(税込)1,650円
対象年齢目安5歳〜

6.【テーマ4】大雨や台風から身を守るためのおすすめ防災絵本2選

地震、火災、津波とご紹介してきましたが、毎年夏から秋にかけて発生する台風や、近年著しく増加している豪雨も忘れてはならない自然災害です。

この章では、「大雨や台風が発生したときにどう身を守るか」 を学べる防災絵本2冊をご紹介します。

タイトル概要
みんなで考えよう!ぷーたのぼうさい
みんなで考えよう!ぷーたのぼうさい 出典: Amazon
台風に対する備えの大切さや、増水した川の危険性などを学べるストーリー仕立ての防災絵本です。

価格(税込):1,650円

まりーちゃんとおおあめ
まりーちゃんとおおあめ 出典: Amazon
水害というものを自然と理解できる、ロングセラーであるまりーちゃんシリーズの絵本です。

価格(税込):1,320円

それぞれの絵本について、以下で詳しくご紹介していきます。

6−1.みんなで考えよう!ぷーたのぼうさい

みんなで考えよう!ぷーたのぼうさい出典:Amazon

主人公のぷーたとその家族のある1日を描いた物語を通じ、防災について学べる絵本です。救急救命士であり防災士でもある月ヶ瀬恭子氏が監修・解説を担当しています。

物語は、ぷーたたちが暮らす島に台風が接近している場面から始まり、台風だけでなく地震や大雨などの自然災害からの身の守り方や、日頃の備えの重要性が語られます。

▼おすすめポイント

  • 物語を通じて、台風をはじめとした災害に備える大切さと安全行動を無理なく学べる
  • 子どもへの問いかけのヒントになるような、大人向けワンポイントメッセージも載っている
  • 防災グッズリストも掲載されており、家庭での備えにそのまま役立つ

みんなで考えよう!ぷーたのぼうさい出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • 小さなこどもにも分かりやすく書かれています
  • (防災グッズリストを参考にして)非常時持ち出しリュックを作り直しました
  • 娘のお気に入りの絵本です
日常を描いたストーリーの中で、自然災害への向き合い方を学べる一冊です。
タイトルみんなで考えよう!ぷーたのぼうさい
出版社チャイルド社
価格(税込)1,650円
対象年齢目安3歳〜

6-2.まりーちゃんとおおあめ

まりーちゃんとおおあめ出典:Amazon

洪水に見舞われたまりーちゃん一家の姿を描いた物語です。

「家の2階に移動して救助を待つ」「家畜たちを山の上に連れて行く」といった登場人物たちの行動を通じて、水害時には高い場所へ避難するという原則を自然と理解できるでしょう。

▼おすすめポイント

  • 牧歌的な雰囲気の物語なので、怖がりやすい子どもでも安心して読める
  • まりーちゃんシリーズが好きな子なら、その延長で無理なく防災の話題につなげられる
  • 孤立した家に救助がなかなか来ない、食糧がない、火が使えないといった、水害時の困難をしっかり描きながらも悲観的ではなく、読後も明るい気持ちでいられる

まりーちゃんとおおあめ出典:Amazon

実際に読んだ人の感想には、以下のようなものがあります。

  • ひと昔前に描かれた絵本独特の、素朴で味わい深い絵柄が素敵です
  • 洪水が引いた後に、困っている人たちの家に掃除のボランティア活動に行くという展開が素晴らしい
  • まりーちゃんシリーズが好きで集めていますが、シリーズの他の絵本よりも大きめです

親しみを持てるまりーちゃんの世界観のまま、水害時に取るべき行動をそっと教えてくれる一冊です。

タイトルまりーちゃんとおおあめ
出版社福音館書店
価格(税込)1,320円
対象年齢目安4歳〜

7.【テーマ5】土砂災害から身を守るためのおすすめ防災絵本2選

近年のゲリラ豪雨などの増加に伴い、土砂災害の危険性も高まっています。
特に山間部に暮らしている場合、土砂災害は必ず押さえておきたい種類の災害といえるでしょう。

この章では、「土砂災害が起きたときにどう身を守るか」 を学べる防災絵本2冊をご紹介します。

タイトル概要
土砂災害のきほん
土砂災害のきほん 出典: Amazon
土砂災害から身を守るための基本知識が身につく絵本です。

価格(税込):1,320円

きみは ぼうさいたいし
きみは ぼうさいたいし 出典: Amazon
非常時に役立つ知識を身につけておくことの大切さがわかる絵本です。

価格(税込):1,430円

それぞれの絵本について、以下で詳しくご紹介していきます。

7-1.土砂災害のきほん

土砂災害のきほん出典:Amazon

土砂災害対策を専門とする、岡山理科大学生物地球学部・佐藤丈晴准教授による絵本です。

土砂災害が発生する前に見られるサイン、土砂災害のリスクが高いタイミングや場所など、土砂災害から身を守るための基本知識をわかりやすく学べます。

▼おすすめポイント

  • 子どもたちに自分で判断できる力を身につけられる内容・構成になっている
  • ○×形式で進んでいく「土砂災害マスターへのみち」が巻末に収録されており、楽しみながら理解度を確認できる
  • 「すごろくでおぼえよう」といった遊び要素が盛り込まれており、楽しく読める

危険の兆候や判断ポイントといった具体的な知識を、子どもでもわかりやすく学べる一冊です。

タイトル土砂災害のきほん
出版社吉備人出版
価格(税込)1,320円
対象年齢目安5歳〜

7-2.きみは ぼうさいたいし

きみは ぼうさいたいし出典:Amazon

土砂崩れで道がふさがれ、下山できなくなった主人公が、母親に教わった非常時の知恵を頼りに切り抜けていく物語です。原案は、元・自民党幹事長で国土強靭化推進本部長の二階堂俊博氏によるものです。

災害発生の瞬間にどう動くかというよりは、

  • ペットボトルを使って懐中電灯をランタン代わりに使う方法
  • ポリ袋を使ってご飯を炊く方法

といった非常時に役立つ知識を身につけておくことの大切さに重きを置いた内容となっています。

きみは ぼうさいたいし出典:金の星社

▼おすすめポイント

  • ストーリーを通じて、日頃の訓練と備えの大切さを実感できる
  • 明るいタッチの絵とテンポのよいストーリー展開で、怖い思いをせずに災害を擬似体験できる
  • 江戸時代、とっさの機転で里の人々を災害から救った人物の逸話に触れられており、「自分の頭で考えて行動すること」の大切さを伝えられる

非常時に自分の頭で考えて行動することの重要性、いざというときに役立つ知識を身につけておくことの大切さに気づける一冊です。

タイトルきみは ぼうさいたいし
出版社金の星社
価格(税込)1,430円
対象年齢目安5歳〜

8.防災の知識だけではない!絵本を通して「生きていく上での知恵」も身につけられる

昔ばなし絵巻

ここまで、「災害時に生き抜くための知恵」を伝える防災絵本を災害別にご紹介してきましたが、絵本は「生きていく上での知恵」を子どもに伝える手段としても非常に優れています。

絵本は、可愛らしい絵で内容の怖さを和らげつつ、夢中で聞き入る子どもの心にメッセージをまっすぐ届けてくれます。

防災教育に絵本が適しているのも、いざというときに適切な行動が取れるようになるには、知識をただ「覚える」のではなく、心で感じ取り、体に染み込ませていくことが重要だからです。

同じように、人との関わりに欠かせない優しさや思いやり、倫理観や道徳心といった「心の土台」も、絵本を通じて自然と育まれます。

特に昔ばなしの絵本は、人として生きていくための深い教訓を伝え続けてきた存在です。
しかし、「昔ばなしの暗くて怖い雰囲気が苦手」という声も少なくありません。

そんな方におすすめなのが「昔ばなし絵巻」シリーズです。

昔ばなし絵巻

「昔ばなし絵巻」シリーズの絵本は、以下のような特徴を持っています。

  • デジタル制作とは異なる、すべて手描きによるあたたかく落ち着いた色合いの絵柄
  • 物語が本来持つエッセンスはそのままに、怖さを和らげ、現代の子どもに読みやすく調整されたストーリー
  • 知名度ではなく、「正直さ」「思いやり」「寛容」といった教訓性を基準に選定された作品
  • 読み聞かせしやすい長さや余白のある構成
  • 歴史背景や用語の解説、読み聞かせのポイントなど、保護者や教育者に嬉しい工夫

防災絵本で学べる「命を守る知恵」も、昔ばなしが綿々と伝えてきた「生きていく上での知恵や心の在り方」も、どちらも子どもにとって不可欠な「生きていく力」です。

お子様の心と体に、これからを生きていく力をじんわりと根付かせたいと願う方は、「昔ばなし絵巻」シリーズの世界にぜひ触れてみてください。

9.まとめ

この記事では、子どもの防災教育に向く絵本を、災害の種類別にご紹介しました。

「子どもを怖がらせたくない」「でも防災について伝えておかなくては……」というお悩みに対し、絵本は解決策としてとても優れています。

子どもとコミュニケーションを取りながら、知識を自然に、かつ安心感を持って伝えられるからです。

ご家庭で、保育園・幼稚園で、学校で、防災についてお子様と話し合うきっかけとして、この記事でご紹介した絵本をぜひご活用ください。

絵本を通じて子どもの心に刻まれた防災の知識は、もしものときの御守りとなってくれるはずです。

1日5分。親子の“心育て”習慣、はじめてみませんか
寝る前の読み聞かせで、やさしさや思いやりが自然と身につく。
忙しい日々でも、親子で心を通わせる時間が生まれます。
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